初の苫小牧開催。岡山が琉球を下す！

2019.02.02

岡山リベッツ	3-1	琉球アスティーダ
7勝7敗	3-1	5勝9敗

1	◯	上田仁	11-6	11-5				荘智淵
	◯	森薗政崇	11-6	11-5				張一博
2		吉田雅己	3-11	11-9	7-11	12-10	8-11	丹羽孝希	◯
3	◯	上田仁	11-6	13-11	11-3			荘智淵
4	◯	李尚洙	11-4	9-11	11-6	11-6		陳建安
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全日本選手権大会の余韻が冷めぬまま後半戦に突入したTリーグ。男子は北海道で2試合が行われ、苫小牧市では岡山リベッツと琉球アスティーダが対戦した。
苫小牧市は琉球の丹羽の出身地であり、岡山の吉田も札幌市の出身。北海道にゆかりのある選手が出場するということで注目された。
岡山のトップは不動のダブルス、上田／森薗。対する琉球は荘智淵／張のペア。琉球は陳建安をシングルスで2回使いたいためか、ダブルスのペアリングを変えてきた。
しかし、リーグ勝率1位の上田／森薗のチキータからのたたみかける強烈な攻撃に琉球ペアは完敗。岡山が貴重な先取点をあげた。

抜群のコンビネーションで圧倒した上田（右）／森薗

第2ゲームは吉田と丹羽の北海道対決が実現。Tリーグではここまで丹羽が2勝0敗と負けなしで、この試合でも1ゲーム目を簡単に取った。しかし、吉田もすぐに丹羽のプレーに慣れて、台上のミスが減ると、ラリー戦に持ち込んで2ゲーム目を奪った。その後はお互いにゆずらない展開になり、勝負は最終ゲームへ。
「地元の開催で両親や親戚も見に来てくれていたので絶対に勝ちたかった」と言った丹羽は全力のプレー。最後まで集中力が切れることなく、吉田の猛攻をかわした。

気合十分の丹羽は故郷の苫小牧で好プレーを続出した

ラリー戦の強さを見せて丹羽に肉薄した吉田

丹羽が勝ち、琉球は勝ち点1をもぎとる

1対1になり、両チームともに重要な第3ゲーム。上田は分のいい荘智淵に対して、ストップを多用して荘智淵の攻撃を封じると、甘くなったボールをフォアドライブで打ち抜いた。まったくつけ入るすきを見せなかった上田が荘智淵に快勝し、岡山が勝利に王手をかけた。

台上で優位に立ち、フォアドライブで攻め込んだ上田

1対2とあとがなくなった琉球だが、ベンチは諦めていない

第4ゲームは、昨日韓国で終えた世界選手権大会の選考会に出場しながら、この試合にかけつけた李尚洙（岡山）と陳建安（琉球）の対戦。ハードヒッター同士の対決は、サービスから3球目、レシーブから4球目でパワフルな両ハンドドライブを打ちまくった李尚洙がスタートダッシュに成功。2ゲーム目こそ陳建安が意地を見せて奪ったが、李尚洙の攻撃の手はゆるむことなく圧勝。岡山が後半戦での巻き返しに向けて貴重な勝ち点3を獲得した。