スウェーデン・ヘルシンボリで11月22〜29日に開催された「2024 ITTF 世界ユース選手権ヘルシンボリ大会。団体、ダブルスに続き、シングルスの4種目も終了し、各カテゴリーのチャンピオンが決まった。日本選手ではU19男子シングルスで坂井雄飛（愛工大名電高）が銅メダルを獲得。日本選手で唯一のシングルスのメダル獲得となった。
坂井は準々決勝で世界ランク36位のニコラス・ラム（オーストラリア）を4-1で下し、準決勝に進出。準決勝では温瑞博（中国）に2ゲームを奪うにとどまり、決勝進出はならなかった。
また、U19女子シングルスではパリ五輪の女子団体準決勝で張本美和（木下グループ）を破ったカウフマン（ドイツ）が決勝で縦歌曼（中国）を下しタイトルを獲得。ドイツに唯一の金メダルをもたらした。
世界ユース選手権大会はシングルス種目をもって、全14種目が終了。中国が11種目で金メダルを獲得し他国をよせつけない圧倒的な強さを見せた。日本はU15での上位進出はならなかったが、U19種目で銀メダル2、銅メダル4と計6個のメダルを獲得し大会の幕を閉じた。
銀メダル
U19男子ダブルス：吉山和希／キム・ガオン（韓国）
U19女子ダブルス：面手凛／髙森愛央
銅メダル
U19男子シングルス：坂井雄飛
U19混合ダブルス：坂井雄飛／髙森愛央、吉山和希／面手凛
U19男子団体：吉山和希、坂井雄飛、小野泰和、渡部民人
U19男子シングルス3位の坂井雄飛
U19男子ダブルス準優勝の吉山和希（左）／キム・ガオン（韓国）
U19女子ダブルス準優勝の髙森愛央（左）／面手凛
U19混合ダブルス3位（左から：髙森愛央／坂井雄飛、面手凛／吉山和希）
U19男子団体：3位の日本男子（左から：日髙達也監督、渡部民人、小野泰和、吉山和希、坂井雄飛）
※写真提供：ITTF
男女シングルスの結果は以下のとおり。
〈U19男子シングルス〉
●1回戦
坂井（日本）7、9、8、1 ナレシュ（アメリカ）
吉山（日本）-5、12、3、-6、-9、11、12 アビオドゥン（ポルトガル）
●2回戦
坂井 11、4、7、-8、7 洪敬愷（チャイニーズタイペイ）
黄友政 8、9、-7、5、6 吉山
●準々決勝
坂井 -8、5、8、4、11 ニコラス・ラム（オーストリア）
●準決勝
温瑞博（中国） -8、5、8、-11、7、8 坂井
黄友政（中国）-8、6、5、10、10 イイズカ（ブラジル）
●決勝
黄友政 8、10、4、8 温瑞博
〈U19女子シングルス〉
●1回戦
髙森（日本）3、-7、9、9、-8、-9、10 朴佳賢（韓国）
面手（日本）3、9、4、8 ニルソン（スウェーデン）
●2回戦
髙森 8、8、8、5 モイランド（アメリカ）
縦歌曼（中国）3、6、9、5 面手
●準々決勝
カウフマン（ドイツ） -9、4、6、-4、8、11 髙森
●準決勝
カウフマン 7、10、7、-5、10 ゴーダ（エジプト）
縦歌曼 8、-9、-4、8、9、8 グリエセル（ドイツ）
●決勝
カウフマン 4、-9、6、-8、6、10 縦歌曼
〈U15男子シングルス〉
●1回戦
岩井田（日本）7、4、-9、8，9 劉綺晨（香港）
川上（日本）6、4、7、-9、5 MICHNA（ポーランド）
●2回戦
ファラジ（イラン）-9、14、-4、11、9、12 岩井田
川上 5、8、6、8 洪哲硯（チャイニーズタイペイ）
●準々決勝
唐乙仁（中国）4、7、-12、15、-5、-2、7 川上
●準決勝
李和宸（中国） -6、4、11、10、-10、4 ファラジ
唐乙仁 5、13、-9、10、4 李承洙（韓国）
●決勝
李和宸 5、6、4、-8、7 唐乙仁
〈U15女子シングルス〉
●1回戦
許玴玪（韓国）-10、9、7、8、-5、9 髙橋（日本）
胡一（中国）6、8、9、7 新谷（日本）
●準決勝
姚睿軒（中国） 4、3、6、-8、7 陳忞昕（チャイニーズタイペイ
胡一 11、-8、7、-10、6、6 イタガキ（ドイツ）
●決勝
姚睿軒 9、5、3、2 胡一
★参加選手
〈男子〉
吉山和希（岡山リベッツ）、坂井雄飛（愛工大名電高）、小野泰和（出雲北陵中・高）、渡部民人（JOCエリートアカデミー/星槎）、岩井田駿斗（野田学園中）、川上流星（木下アカデミー）、吉田蒼（直江津東中）、伊藤佑太（木下アカデミー）
〈女子〉
面手凛（山陽学園高）、髙森愛央（四天王寺高）、上澤杏音（香ヶ丘リベルテ高）、青木咲智（四天王寺高）、新谷（ミキハウスJSC）、村松心菜（羽佳卓球倶楽部）、吉田璃乃（明徳義塾中・高）、髙橋青葉（木下アカデミー）
ツイート
