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アジア競技大会前の日本男子の公開練習を取材。岸川監督と松島輝空、張本智和、戸上隼輔、篠塚大登のコメントを紹介

アジア競技大会前の合宿に集結した日本男子メンバー。充実した練習を終えて、決戦の地・スカイホール豊田に向かう。公開練習での様子と岸川監督、4選手のインタビューを紹介する。なお、代表メンバーの宇田幸矢は治療のため公開練習には不参加。

 

なお、アジア競技大会での日本男子の出場種目は下記のとおり。

●男子団体(松島輝空、張本智和、戸上隼輔、篠塚大登、宇田幸矢)

●男子シングルス(松島輝空、張本智和)

●男子ダブルス(張本智和/篠塚大登、戸上隼輔/松島輝空)

●混合ダブルス(松島輝空/張本美和、篠塚大登/伊藤美誠)

 

岸川聖也監督のコメント

「先週までマカオでWTTチャンピオンズがあって、スケジュール的には結構きついですけど、試合を多くやっていること自体は良いことだと思います。ヨーロッパで大会がある時と比べれば、移動も時差もないので、そこまで選手のコンディションは心配していません。みんな調子も良さそうなので、現地でしっかり調整して、初日から良い状態で行けそうだなと感じています。

松島選手に関しては、USスマッシュで優勝したり、ワールドカップでも決勝まで行ったり、本当にここ最近は結果も良くて、実力も本当の世界トップになってきたと感じています。張本選手についても、今年は安定して勝ち上がっていますし、横浜のチャンピオンズでも2連覇しました。松島と2人で切磋琢磨しながら、お互いに高め合っていける、すごく良い感じだと思います。

(松島、張本)2人のレベルが上がってきているのは、日本としてすごく良いことですし、世界選手権ロンドン大会でも同じメンバーでしたけど、上の2人だけではなく、ほかの3人も世界ランキングを上げています。誰が出ても強いチームになってきているのは、すごくうれしいですね。アジア競技大会では金メダルを目指せるチームなので、そこをしっかり目指していければと思います。

団体戦のプレッシャーや戦い方は、個人戦とは結構変わってくると思っています。ロンドン大会では、松島選手もシングルスの実力ほどは出せなかったと思いますけど、それも本人はしっかり経験できたと思います。今大会は、その経験を生かすチャンスが早く来たので、団体戦の戦い方をしっかり経験して、さらにレベルアップしてほしいです。

戸上選手に関しても、団体戦ならではのプレッシャーはあると思います。うまくいく時もあれば、プレッシャーを感じてうまくいかなくなることもある。ただ、調子は良いですし、世界ランキングもしっかり上げてきているので、期待したいと思っています。

中国戦では、王楚欽選手はやっぱりまだ世界一の選手だと思います。彼に勝つことができれば、団体で彼から1点を取ることができれば、中国にはかなりチャンスが大きくなると思うので、そこはしっかり目指していきたいです。中国はほかの選手も実力のある選手がそろっていますし、団体戦になると彼らはさらに力を上げてきます。中国から3点を取るのは簡単なことではないですけど、日本としては向かっていくしかないです。

男子団体で中国に勝つというのは、もう長い間の目標です。その目標を達成できるチャンスは年々大きくなってきていると思うので、中国と当たる団体戦では、常に勝利を目指していきたいと思っています」(岸川監督)

 

 

松島輝空(個人)のコメント

「まずは大会が続いているので、アジア競技大会に向けての準備はあまりできていないですけど、4年に一度の大会なので、準備して臨みたいと思っています。出る以上は全てでメダルをもちろん目指していますけど、やっぱり一番はシングルスで金メダルを獲りたいです。今の実力的にも本当に狙えるところにいると思うので、シングルスでは絶対に獲りたいという気持ちです。

世界ランキング1位というのも見えてきていますけど、自分が目指しているところはそこではないです。日本人として久しぶりの1位ということで、もちろんうれしい気持ちはありますけど、オリンピックで金メダルを獲るまでは、ランキング1位になった喜びはあまりないと思っています。

今大会は日本でプレーできるので、日本のファンの皆さんの前でプレーできることはもちろんうれしいですし、まだまだ日本のファンの皆さんの前で結果を出しているところが少ないので、もちろん結果を出したいです。いろんな方々が応援してくれる中で、アジア競技大会で良いプレーをしたいという気持ちがあります。

4種目なので試合数も多くなりますし、最後は疲れも出てくると思います。体力面、コンディション面、メンタル面を含めて大事になってくると思います。団体戦はシングルスよりプレッシャーがかかる部分もありますけど、今の日本チームはメンバーも強いので、みんなが実力を出せれば、中国にも勝てるんじゃないかなと思っています」(松島輝空)

 

 

張本智和(トヨタ自動車)のコメント

「ずっと試合が続いていますけど、マカオから帰ってきても、ちゃんと7、8時間寝ればぼくは大丈夫です。

今回のアジア競技大会では、まず団体戦でしっかり勝ちたいです。世界選手権ロンドン大会でも同じメンバーで団体戦を経験しましたけど、今回は松島選手をはじめ、戸上選手、篠塚選手、宇田選手と誰が出ても3カ月前より強いチームになっていると思います。自分が任されたところで2点取ることは間違いなくやりたいですし、松島選手は団体戦だからどうこうではなく、もうただただ強いと思うので、シングルスと同じようにやってくれれば問題ないと思います。

中国戦は、男子団体で中国に勝つという長い間の目標に向けて、今回をそのスタートにしたいです。中国がどれだけ仕上げてきても、勝てるわけではないので、もちろんいつもより強いと思いますけど、そこは関係なく、自分たちがやるべきことをやりたいです。

松島選手が世界ランキング1位になったことは、悔しさもありますけど、素直におめでとうという気持ちと感謝の気持ちがあります。今はもう、お互いに足を引っ張り合うような関係ではなく、どれだけ勝ち上がれるかという健全な競争ができています。すぐ隣にそういう選手がいるのは、今となってはうれしいです」(張本智和)

 

戸上隼輔(井村屋グループ)のコメント

「調子はいいです。試合が続いているので、その中で自分の長所や弱点を確認しながら、上田コーチやブンデスリーガの監督とも課題について話し合ってきました。この1、2カ月取り組んできたことが、良い感じに自信に変わってきています。

WTTチャンピオンズ横浜では自分の力を出し切れずに終わったので、何が悪かったのかをもう一度見つめ直しました。上田コーチとコミュニケーションを取りながら、課題を練習に落とし込んできたので、横浜で負けたことも、自分が調子を取り戻すための反省になる試合だったと思います。

用具を粘着ラバーに変えてから、今までできなかった技術の幅が広がり、攻撃のバランスも良くなりました。苦しい我慢の時期もありましたが、今となっては変えて良かったと思っています。最近は台から下がってしまう場面が多かったので、台上の技術や前陣でのプレーを重点的に練習してきました。

アジア競技大会では、まず団体戦で優勝を目指したいです。チームメートには強い選手がいますが、自分も追い抜かす気持ちで国際大会に出続けています。みんなに負けないように、日本のために頑張りたいです」(戸上隼輔)

 

 

篠塚大登(東都観光バス)のコメント

豊田スカイホールは小学生の頃から中部日本やオープン大会などで使ってきた、馴染みのある会場です。そこで国際大会が行われるのは少し不思議な感覚もありますけど、ホーム感もありますし、自分の力に変えやすい会場だと思います。

調子は悪くなく、良い状態をキープできています。ここ1カ月くらい海外の試合に出ていませんが、5、6月に大会が続いたこともあって、腰を痛めたこともありました。無理をして毎回良い結果を残せるわけではないので、アジア競技大会もあるということで、調整も含めて出ないことを決めました。その分、練習では台上技術を特に意識して、ストップやチキータを取り入れながら、作戦の幅を広げてきました。

ここ2カ月くらいはトップ選手に勝つこともできて、シングルスへの自信もついてきました。台上で先手を取れていることや、下がらずに攻められるようになったことが大きいと思います。

今回は伊藤美誠選手との混合ダブルスもあります。練習を重ねる中で少しずつ感覚もつかめていますし、速いボールとゆっくりしたボールの変化が自分たちの持ち味だと思います。

目標は全種目でメダルを取ること。地元ということもあって、ほかの大会より特別な思いがあります。どの種目でもメダルを取れるように頑張りたいです。

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