卓球王国 2024年11月21日 発売
バックナンバー 定期購読のお申し込み
トピックス

高校選抜はベスト4が出揃う。女子準決勝は四天王寺vs.遊学館、愛み大瑞穂vs.リベルテに決定

 愛知・スカイホール豊田で開催されている第50回全国高校選抜卓球大会は競技2日目が終了。学校対抗は男女とも決勝トーナメント準々決勝までが行われ、ベスト4が出揃った。まずは女子の結果から。

 

【女子決勝トーナメント1回戦】

四天王寺(大阪) 3-0 土佐女子(高知)

希望が丘(福岡) 3-2 富田(岐阜)

遊学館(石川) 3-1 青森商業(青森)

進徳女子(広島) 3-1 山陽学園(岡山)

桜丘(愛知) 3-2 新潟産大附(新潟)

愛み大瑞穂(愛知) 3-0 横浜隼人(神奈川)

リベルテ(大阪) 3-0 郡山女大附(福島)

明徳義塾(高知) 3-0 萩光塩学院(山口)

 

【女子決勝トーナメント準々決勝】

〈四天王寺 3-0 希望が丘〉

○藤田 6、1、9 平塚

○兼吉 3、2、3 首藤

○藤田/伊藤詩 7、-8、-6、5、6 首藤/田原

 

 前回女王の四天王寺は2番でカットの兼吉が相手エースの首藤を完封。ダブルスでは希望が丘のサウスポーペアにリードを許したが、最後は逆転勝利を収めて準決勝進出を決めた。四天王寺はここまで無失点とさすがの強さを見せている。

希望が丘のエース・首藤に完勝した兼吉

首藤は最後までカットに翻弄された

 

〈遊学館 3-0 進徳女子〉

○清水 -2、2、9、12 中村

○牧野 -5、4、-10、9、9 工藤

○牧野/竹内 -7、11、9、-9、7 福井/小野

 

 実力校同士の対戦は各試合競り合うも、要所をきっちり抑えた遊学館がストレートで進徳女子を押し切る。遊学館は牧野が2番で工藤とのエース対決を制し、ダブルスでも進徳女子の変則ペアを相手に勝利と2勝。明日の準決勝では四天王寺に挑む。

競り合いながらも勝利を決めた牧野/竹内

工藤は牧野を追い詰めたが一歩及ばず

 

〈愛み大瑞穂 3-1 桜丘〉

○今枝 8、6、3 栗山

○稲垣幸 -9、8、7、8 外山

 今枝/遊佐 -8、-6、8、5、-9 栗山/伊藤

○遊佐 8、8、6 伊藤

 

 表彰台をかけた愛知対決は愛み大瑞穂に軍配。トップで今枝がエース対決に完勝すると、2番の稲垣幸も勝利して王手。ダブルスは追い上げ届かず敗れたが、4番で遊佐がダブルスの借りを返す勝利で準決勝進出を決めた。敗れた桜丘も昨年のインターハイ3位からレギュラー陣が大きく変わった中、栗山と伊藤という元気ある1年生2人を中心に存在感を見せた。

エース対決を制した今枝

敗れたものの、桜丘は栗山と伊藤の1年生ペアが一矢報いる

 

〈リベルテ 3-0 明徳義塾〉

○由本 -7、11、9、5 中本

○司 7、10、8 上田

○篠原/上澤 -6、7、4、3 上田/水野

 

 攻撃力ある選手を揃え、選抜初出場・初優勝を目指すリベルテは昨年の選抜、インターハイ準優勝の明徳義塾も完封し、無失点で準決勝へ。2番では司が明徳義塾のエース・上田をストレートで破るなど、堂々の戦いぶりを見せた。前チームからレギュラー陣が一新した明徳義塾もベスト8と健闘。リベルテ戦でも中本が由本に食らいついた。

しっかりと仕事を果たした司

明徳義塾は中本が由本に善戦

 

 明日の準決勝の対戦カードは四天王寺vs.遊学館、愛み大瑞穂vs.リベルテとなっている。

関連する記事