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インターハイ2024

33年ぶりの学校対抗で明徳義塾に善戦、ダブルスもベスト16にあと一歩。「男子校ラストイヤー」沼田のインターハイ

 競技2日目までが終了した長崎インターハイ。学校対抗ではベスト4、ダブルスではベスト16が決定したが、ここでは群馬・沼田の活躍をピックアップしてお届けする。

 1897年に設立された伝統ある県立男子校である沼田だが、来年度から沼田女子との統合が決定しており、男子校としての歴史は今年度で幕を閉じることとなる。そんな「男子校ラストイヤー」に33年ぶりの学校対抗出場を果たし、1回戦では鳥取敬愛をラストまでもつれた末に下して2回戦に進出。2回戦では明徳義塾に敗れたものの、ツインエースの後藤と長尾が勝利して全国屈指の強豪をラストまで追い詰める大健闘だった。

後藤は「地元で文武両道を」と沼田に進学。1・2年では個人戦に出場し、3年で念願の学校対抗出場

長尾は1年生にして群馬王者に輝く

 

 今日行われたダブルスでも後藤/長尾が3回戦へ進出し、学校対抗でも対戦して敗れている明徳義塾の都築/齋藤と再戦。ゲームカウント2-1とリードを奪い、4ゲーム目にはマッチポイント。しかし、ここで決めきれずに最終ゲームに持ち込まれると、序盤でリードを許して最後は逆転負け。学校対抗のリベンジはならなかったが、「沼高男児」の気概を見せた。

ダブルスでは明徳義塾ペアからマッチポイントを奪ったが無念の逆転負け

 

 後藤と長尾はこれからスタートするシングルスにも出場。男子校として臨む最後のインターハイ、記録と記憶に残る活躍に期待したい。

宮澤監督も沼田OB。駒澤大、JR東日本高崎でも活躍

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