女子学校対抗は決勝が行われ、リベルテが3-1で桜丘を下して初優勝を達成した。
●女子学校対抗決勝
〈リベルテ(大阪) 3-1 桜丘(愛知)〉
上澤 -7、9、-5、-1 田旻一◯
◯竹谷 -5、12、-10、4、7 栗山
◯上澤/吉本 -3、6、9、5 栗山/山室
◯篠原 -5、7、9、10 伊藤
両校とも前半に1・2番手を並べた真っ向勝負のオーダー。1番は田旻一が上澤の攻めを跳ね返し、桜丘が先制点。今大会、リベルテから初めて1勝をあげた。2番はミスの目立った竹谷に対して、栗山が前陣に張り付いて振り回す展開でゲームカウントを2-1とリード。しかし、簡単には崩れないのがスーパー1年生。4・5ゲーム目はしっかりと修正し、竹谷が逆転勝利。両校が1点ずつを奪い合って前半を終える。
同時進行でスタートした3・4番はともに桜丘が1ゲーム目を奪い、2ゲーム目はリベルテが奪い返す展開。勝敗を大きく分けたのは3ゲーム目、3・4番ともに桜丘がリードを奪って試合を進めるも、終盤にリベルテが逆転。4ゲーム目もそのまま押し切って、一気に優勝を決めた。
大阪予選でインターハイ10連覇中だった四天王寺を破り、周囲からは「優勝候補の本命」と見られるプレッシャーも跳ねのけて初の頂点に立ったリベルテ。1~4番すべて1ゲーム目を奪われるスタートとなったが「4人の良いところは、どんな時もポジティブなところ。劣勢でも落ち込んだりしない」(竹谷監督)と持ち前の明るさも武器に逆転勝利につなげた。四天王寺不在の中でも、大阪代表は強かった。
充実のメンバーで64年ぶりの優勝を狙った桜丘は、今大会でリベルテから唯一得点をあげるなど、堂々の戦いぶりを見せたが、勝負どころの1点に泣いた。それでも2年前の3位を越える準優勝で、伝統校として存在感を示した。栗山、伊藤の2人が抜けるが、田旻一と山室の2人が残る来年も注目のチームとなるだろう。栗山、田旻一、山室は明日のシングルスでの奮起に期待したい。
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