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インターハイ2024

【インハイ女子シングルス展望】青木咲智は2連覇なるか? 大阪&愛知勢に実力者が揃う

 8月3日より、長崎県・大村市体育文化センターで開催されるインターハイ卓球競技。開幕に先立ち、各種目の優勝戦線を予想していく。最後に紹介するのは女子シングルス。

 

 女子シングルスは上位8シード枠のうち7枠を大阪勢と愛知勢が占めるなど、この2府県に実力者が揃う。その中で、1年生にしてインハイ女王に輝いた青木咲智(四天王寺)が第1シード。四天王寺の大先輩・石川佳純以来となる女子シングルス連覇に挑む。学校対抗出場を逃した四天王寺からは青木の他、全日本ジュニア3位の兼吉優花と同ベスト8の髙森愛央が出場。いずれも上位8シードに組み込まれている。兼吉は3年生にして初めてシングルスに出場。表ソフトと粒高を反転させながらのカットで表彰台を目指す。1年生の髙森も表彰台を狙えるだけのポテンシャルを秘めた強打者だ。

青木咲智

兼吉優花

髙森愛央

 

 愛知勢は昨年準優勝の栗山優菜(桜丘)が第2シード、同3位の田旻一(桜丘)が第3シード、同ベスト8の遊佐美月(愛み大瑞穂)が第6シード、同ベスト16の山室早矢(桜丘)が第8シードとなった。遊佐は桜丘に敗れて学校対抗出場が叶わず、個人戦での奮起に期待。全日本ジュニア準優勝で第4シードの面手凛(山陽学園)もこの年代きっての実力者。昨年も優勝候補の1人だったが、準々決勝で同い年のライバル・青木に敗戦。2度目のインハイで狙うは頂点だけだ。面手が優勝を果たすと、名門・山陽学園からは初のシングルス王者誕生となる。

栗山優菜

田旻一

遊佐美月

山室早矢

面手凛

 

 四天王寺を破って学校対抗に出場するリベルテからは竹谷美涼と吉本はなが出場。昨年の全中を制した竹谷は一気に優勝を狙えるだけのポテンシャルがある。吉本は1回戦から桜丘の主力である伊藤ゆづきと対戦する組み合わせとなったが、ここを乗り切れば上位進出も見えてくるだろう。

 髙森、竹谷の他、1年生では牧野美玲(星槎横浜)、大野紗蘭(希望が丘)、日下部詩季(遊学館)にも注目。牧野は櫻井花とともに木下アカデミーからインハイ初参戦。ジュニアアシスト卓球アカデミーで腕を磨くリベルテ勢とともに、今後のインハイの勢力図を変える存在となるかもしれない。

竹谷美涼

牧野美玲

大野紗蘭

日下部詩季

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