昨夜の開会式の感動も束の間、卓球競技は24日の朝からスタート。
午前中のセッションは男女シングルスの予選と混合ダブルスの1回戦が行われた。金メダルに期待がかかる水谷隼/伊藤美誠は、フェガール/ポルカノバ(オーストリア)と対戦。
1ゲーム目、日本ペアは出だしから攻撃的なレシーブで先手を奪いオーストリアペアを圧倒する。2ゲーム目になるとオーストリアペアが大きな展開のラリー戦に持ち込む。伊藤のバックハンドにミスが目立ち、このゲームを落とす。
3ゲーム目、日本ペアは0−3とリードされるが9−4と逆転。しかし、ここから追い上げられて10−9と迫られる。ここで伊藤がこの試合で初めて逆チキータでレシーブしてチャンスを作り、水谷がフォアドライブで決める。
4ゲーム目以降は日本ペアが試合を支配し、4−1で勝利。やや硬さが見られた日本ペアだったが、試合を通じて水谷が好調で、伊藤に声をかけて緊張をほぐすなど五輪4度出場の経験を発揮していた。水谷/伊藤は明日(7月25日)の準々決勝でフランチスカ/P.ゾルヤ(ドイツ)との対戦となる。
「待ちに待ったオリンピックの舞台。この1勝は日本みんなの1勝になった」(水谷)
バトムンク(モンゴル) −5、6、10、6、7 ガルシ(チュニジア)
レイ・ジェンファン(オーストラリア) 5、7、5、12 カラザナ(キューバ)
エッジヒル(ガイアナ) 5、−4、3、6、8 イー(フィジー)
ルー(アメリカ) 7、3、4、−11、4 オショナイケ(ナイジェリア)
トリフォノワ(ブルガリア) −8、8、6、5、10 ハンフォウ(カメルーン)
リュウ・ジャ(オーストリア) 4、9、3、5 ザザ(シリア)
クマル(アメリカ) 2、6、−7、5、8 エンクバト(モンゴル)
ルベッソン/ユエン・ジアナン(フランス) 5、9、1、0 ヘミング・フー/テッパー(オーストラリア)
黃鎮廷/杜凱琹(香港) 6、5、3、9 スーディ/ペルゲル(ハンガリー)
イオネスク/スッチ(ルーマニア) 8、8、−12、4、9 ピスチェイ/バラゾバ(スロバキア)
林昀儒/鄭怡静(チャイニーズタイペイ) 8、6、5、4 アチャンタ/バトラー(インド)
李尚洙/田志希(韓国) −9、3、5、7、8 O.アサール/メシュレフ(エジプト)
フランチスカ/P.ゾルヤ(ドイツ) 5、7、8、7 カンポス/フォンセカ・カラザナ(キューバ)
許昕/劉詩ウェン(中国) −9、8、7、8、6 ユージン・ワン/チャン・モー(カナダ)
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