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インターハイ2024

新潟産大附は前回3位の育英に勝利!学館浦安は創部初のベスト16進出!

本日行われた男子学校対抗2回戦、新潟産大附(新潟)が前回大会3位の育英(兵庫)を大激戦の末に下し、3回戦進出を決めた。

「ダブルスまでに1勝して、後半のシングルスで2勝するオーダーを考えた」という新潟産大附。最悪の場合ストレートで敗れる可能性もあるオーダーだったが、1番の高橋が勝利して先制点をあげた。2、3番は育英に奪われ、予想通りマッチカウント1-2で後半のシングルスへ。4番ではエースの山岸が勝利し、5番の小林は武智に対してフルゲームにもつれたが、ギリギリで逃げ切って見事勝利。小林が奪った3ゲームはすべて12-10と、競り合いでの勝負強さが光った。

4番で勝利した山岸

5番で武智を下した小林。最後まで集中力を切らさずに戦った

また、千葉県代表の学館浦安は1回戦で前回大会ベスト16の白子(三重)、2回戦では選抜ベスト8の上宮(大阪)に勝利して創部初となるベスト16入りを果たした。

1回戦の白子戦では、1番で南雲が前回大会ではシングルスでベスト8にも入った北村に会心の勝利。「『1番でチームに勢いをつけたい』という南雲の言葉を信じて1番で起用しました。実力以上のものを出してくれて、彼の気持ちや人間的な成長を見ることもできました。この試合が今日の良い流れを作ってくれました」と、松崎監督も南雲の活躍を讃えた。

1番で相手エースの北村に勝利し、チームに良い流れを引き寄せた南雲

2回戦の上宮戦でも1番で南雲が勝利して流れを作ると、3番では宗石経仁・篤頼の双子ダブルスが勝利してベスト16進出に王手。同時進行となった4・5番には宗石兄弟が出場すると、先に4番の経仁が勝利。チームのベスト16進出を決めた。

「創部初のベスト16で、やっと夢が叶いました。子どもたちが楽しみながら自分たちを励まし合い、鼓舞しながら一丸となって戦えていました」(松崎監督)

双子で単複起用されている宗石兄弟

ベンチはコートに立つ選手を全力で応援した

明日の3回戦で新潟産大附は野田学園(山口)、学館浦安は鶴岡東(山形)と対戦する。

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