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欧州リポート

樊振東がボルシア・デュッセルドルフへの移籍を発表。来季は欧州屈指の名門クラブでプレー

 ドイツ・ブンデスリーガは公式サイト上で、今シーズンからザールブリュッケンに加入してプレーする樊振東(中国)の、ボルシア・デュッセルドルフへの移籍を発表。パリ五輪王者は来シーズン、ブンデスリーガ最多の34回のリーグ優勝を誇る名門中の名門のウェアを纏ってプレーすることとなる。

 樊振東は2021・23年世界選手権男子シングルスで2連覇を達成し、2024年にはパリ五輪では念願の男子シングルス金メダルを獲得。しかし、以降は国際大会へ出場せず、24年末にはWTTの大会出場規定に対する不満により、世界ランキングからの離脱を申請。その動向に注目が集まる中、昨年5月にザールブリュッケンとの電撃契約が発表され、ブンデスリーガに参戦していた。今シーズンは開幕戦でまさかの2敗を喫するなど、シーズン序盤は苦しんだものの、第18節までを終えて13勝3敗という成績で現在は10連勝を記録している。

 今回の移籍に関して樊振東はザールブリュッケンへの感謝を述べ、ボルシア・デュッセルドルフでプレーすることを選んだ理由として、ボル(ドイツ)の存在が大きいと語っている。

 「まず、素晴らしい機会を与えてくれたザールブリュッケンに心から感謝したいと思います。ここは私のキャリアにおいて特別な場所でした。ボルシア・デュッセルドルフはヨーロッパ、そして世界の中で最も強いクラブのひとつであり、ティモ・ボルとの親密な関係が、新たな挑戦に向かう私のモチベーションをさらに高めてくれました」(樊振東)

 昨シーズン限りでボルが現役を引退したが、シェルベリ(スウェーデン)、チウ・ダン(ドイツ)、ジャー(アメリカ)、リ・ヨンイン(中国)、ハウグ(ノルウェー)というメンバー構成で第17節までを終えて14勝3敗という成績で首位を走るボルシア・デュッセルドルフ。しかし、主力のシェルベリ、チウ・ダンらはブンデスリーガに加え、WTTなどの国際大会、さらにヨーロッパチャンピオンズリーグと試合続きのタフなシーズンを送っている。

 その中で樊振東も中国代表、そして国際大会への復帰も期待されているが、このままブンデスリーガとヨーロッパチャンピオンズリーグへの出場に専念するようであれば、エースとして白星を量産するだけでなく、他の選手の負担を減らすことも可能になる。

ボルシア・デュッセルドルフへの移籍を発表した樊振東

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