3月15・16日の試合でレギュラーシーズン全試合が終了した『ノジマTリーグ2024-2025シーズン』。レギュラーシーズンの最終戦は、金沢ポートとトップおとめピンポンズ名古屋のホームゲームとなり、金沢はT.T彩たまに3-2で勝利、岡山には2-3で敗れたが、両試合ともにビクトリーマッチ勝負という激戦となった。トップ名古屋は1試合目の京都カグヤライズ戦に4-0で勝利、プレーオフ進出がかかる木下アビエル神奈川戦はビクトリーマッチとなったが惜敗、僅差でプレーオフ進出はならなかった。
金沢は、15日は今シーズンの勝敗は4戦0敗と分の悪いT.T彩たまとの対戦となったが、3-2で勝利。1番ダブルスはTT彩たまペアに奪われたが、2番で田中佑汰が勝利。3番は故障から復帰の松平健太が出場し5カ月ぶりのTリーグで随所に素晴らしいプレーを見せたが、絶好調の有延大夢が勝利。4番は𠮷田雅己が的確に得点を重ねて曽根翔に3-0勝利でゲームカウントは2-2。田中対曽根の対戦となったビクトリーマッチでは、田中の7-2リードから曽根が気迫のプレーで7-7に追いついたが、最後は田中が曽根を振り切り金沢が勝利を収めた。敗れたTT彩たまは合計勝点で琉球アスティーダに一歩届かずレギュラーシーズン2位フィニッシュとなった。16日の岡山戦も大激戦を展開した金沢は、徳田幹太・𠮷田雅己のダブルス、2番の田中佑汰が勝利を収めたが3・4番を奪われ、2試合連続でのビクトリーマッチに突入。田中が吉山僚一と白熱のゲームを展開したが、最後は吉山が11-12から3連続得点で激戦に終止符を打った。
最後のホームゲームでプレーオフ進出を目指したトップ名古屋は、15日の京都カグヤライズには4-0で快勝し、まずは勝点「4」を獲得。プレーオフ進出がかかる16日のKA神奈川戦は、1番の南波侑里香・永尾尭子ペアが素晴らしいコンビネーションでKA神奈川の木原美悠・平野美宇ペアに勝利。2番では今シーズンで第一線からの引退を表明している安藤みなみが朱芊曦(チュ チョンヒ)を3-2で下しトップ名古屋が前半戦を2-0リード。しかし3・4番はKA神奈川が勝利し、ゲームカウント2-2で勝負はビクトリーマッチへ。トップ名古屋は安藤、KA神奈川は長﨑の対戦となり、長﨑が5-6でのタイムアウト後4連続得点で流れを引き寄せ11-8で勝利。長﨑は4番・ビクトリーマッチを制しKA神奈川勝利の立役者となった。トップ名古屋は僅差でプレーオフ進出を逃したが、シーズン最後の試合で完全燃焼となった。
3月15・16日の試合結果は以下のとおり。
上写真:金沢ポートの田中佑汰。15・16日の2試合ともに2番とビクトリーマッチに出場し、ビクトリーマッチでは2試合ともに大激戦を展開した(写真:3月9日の試合より Tリーグ/アフロ)
男子
●金沢ポート ホームゲーム
会場:石川・小松市総合体育館
【3/15 金沢ポート 3−2 T.T彩たま】
1 | 徳田幹太 | 11 – 8 | 6 – 11 | 8 – 11 | 小林広夢 | ◯ | |||
𠮷田雅己 | 有延大夢 | ||||||||
2 | ◯ | 田中佑汰 | 11 – 8 | 4 – 11 | 11 – 8 | 11 – 6 | 神巧也 | ||
3 | 松平健太 | 6 – 11 | 11 – 5 | 7 – 11 | 4 – 11 | 有延大夢 | ◯ | ||
4 | ◯ | 𠮷田雅己 | 11 – 10 | 11 – 7 | 11 – 7 | 曽根翔 | |||
5 | ◯ | 田中佑汰 | 13 – 11 | 曽根翔 |
・入場者数:431人
【3/16 金沢ポート 2−3 岡山リベッツ】
1 | ◯ | 徳田幹太 | 11 – 10 | 8 – 11 | 11 – 7 | ハオ シュアイ | |||
𠮷田雅己 | 及川瑞基 | ||||||||
2 | ◯ | 田中佑汰 | 11 – 5 | 8 – 11 | 11 – 10 | 11 – 9 | 谷垣佑真 | ||
3 | 松平健太 | 10 – 11 | 11 – 8 | 8 – 11 | 5 – 11 | 吉山僚一 | ◯ | ||
4 | 𠮷田雅己 | 6 – 11 | 11 – 9 | 11 – 10 | 6 – 11 | 9 – 11 | ハオ シュアイ | ◯ | |
5 | 田中佑汰 | 12 – 14 | 吉山僚一 | ◯ |
・入場者数:507人
女子
●トップおとめピンポンズ名古屋 ホームゲーム
会場:愛知・三好公園総合体育館
【3/15 トップおとめピンポンズ名古屋 4−0 京都カグヤライズ】
1 | ◯ | 永尾尭子 | 11 – 6 | 11 – 10 | 出雲美空 | ||||
南波侑里香 | 平野朝日 | ||||||||
2 | ◯ | 木村香純 | 11 – 5 | 11 – 9 | 11 – 5 | 菅澤柚花里 | |||
3 | ◯ | 南波侑里香 | 11 – 7 | 11 – 6 | 3 – 11 | 11 – 5 | 松島美空 | ||
4 | ◯ | 安藤みなみ | 11 – 7 | 11 – 7 | 11 – 6 | 出雲美空 | |||
・入場者数:128人
【3/16 トップおとめピンポンズ名古屋 2−3 木下アビエル神奈川】
1 | ◯ | 永尾尭子 | 11 – 8 | 11 – 9 | 木原美悠 | ||||
南波侑里香 | 平野美宇 | ||||||||
2 | ◯ | 安藤みなみ | 11 – 9 | 6 – 11 | 11 – 10 | 10 – 11 | 11 – 6 | チュ チョンヒ | |
3 | 木村香純 | 11 – 10 | 11 – 9 | 8 – 11 | 9 – 11 | 7 – 11 | 木原美悠 | ◯ | |
4 | 南波侑里香 | 6 – 11 | 11 – 10 | 3 – 11 | 5 – 11 | 長﨑美柚 | ◯ | ||
5 | 安藤みなみ | 8 – 11 | 長﨑美柚 | ◯ |
・入場者数:334人
最終戦が終わり、レギュラーシーズンの順位が確定。男子は1位:琉球アスティーダ、2位:T.T彩たま、3位:岡山リベッツ。女子は1位:日本ペイントマレッツ、2位:木下アビエル神奈川、3位:日本生命レッドエルフ。
3月22・23日に東京・代々木第二体育館で行われるプレーオフの対戦は以下のとおり。
3月22日(土)プレーオフ セミファイナル
12:00〜 男子 T.T彩たま vs. 岡山リベッツ
18:00〜 女子 木下アビエル神奈川 vs. 日本生命レッドエルフ
3月23日(日)プレーオフ ファイナル
11:30〜 男子 琉球アスティーダ vs. 男子セミファイナル勝者
17:30〜 女子 日本ペイントマレッツ vs. 女子セミファイナル勝者
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●男女順位
男子
1位:琉球アスティーダ(勝点57/チームマッチ数25 16勝9敗)
2位:T.T彩たま(勝点55/チームマッチ数25 16勝9敗)
3位:岡山リベッツ(勝点52/チームマッチ数25 16勝9敗)
4位:木下マイスター東京(勝点40/チームマッチ数25 11勝14敗)
5位:金沢ポート(勝点36/チームマッチ数25 10勝15敗)
6位: 静岡ジェード(勝点22/チームマッチ数25 6勝19敗)
女子
1位:日本ペイントマレッツ(勝点72/チームマッチ数25 21勝4敗)
2位:木下アビエル神奈川(勝点67/チームマッチ数25 19勝6敗)
3位:日本生命レッドエルフ(勝点51/チームマッチ数25 13勝12敗)
4位:トップおとめピンポンズ名古屋(勝点49/チームマッチ数25 14勝11敗)
5位:九州アスティーダ(勝点14※/チームマッチ数25 5勝20敗)
6位:京都カグヤライズ(勝点11/チームマッチ数25 3勝22敗)
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