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インターハイ2023

今年も左腕強し、 準々決勝を戦う8人のうち、7人がサウスポー!

●男子シングルス準々決勝
三木隼(野田学園) vs. 北村悠貴(白子)
小野泰和(出雲北陵) vs. 坂井雄飛(愛工大名電)
萩原啓至(愛工大名電) vs. 木方圭介(野田学園)
中村煌和(愛工大名電) vs. 芝拓人(野田学園)

男子シングルス5回戦を終え、大会最終日の13日に行われる男子シングルス準々決勝の組み合わせは上記のとおり。

なんとベスト8のうち7人がサウスポーで、準々決勝の4試合中3試合が左腕対決。愛工大名電と野田学園、両チームの主力が左腕揃いであることから、大会前から予想できた事態だが、やはり驚きだ。

唯一の1年生は、三重・白子の1年生、北村悠貴。3回戦で高橋(育英)を破り、ベスト8決定の5回戦では試合巧者の加藤(明徳義塾)との接戦を制した。「1ゲーム目を取った後、なかなか良い展開にならなくて心が折れそうになったんですけど、あきらめずに粘り強く戦うことができました」と試合後に語った北村。「一番の武器はチキータで、バックハンドに自信があります。ベスト8は目標にしていたけど、手の届かない場所だと思っていました。厳しい環境でも毎日インターハイに向けて練習を積んできたからだと思います」と語ってくれた。

1年生で大健闘のベスト8入りを果たした北村

そして名電・野田以外からベスト8入りしたもうひとりの選手が、出雲北陵の2年生左腕・小野泰和。優勝候補のひとり、木塚(明豊)に対してフォアサイドにループドライブで緩急をつけて攻めた。「3ゲーム目は少し強く攻め過ぎて、逆に落としてしまったので、4ゲーム目はまた緩いボールを送ることを心がけました」(小野)。木塚を前後に揺さぶり、カウンターのミスを誘って勝利をつかんだ。

初対戦となる木塚との一戦を冷静に制した小野

昨日は男子シングルス2〜5回戦の4試合を行った後、男子学校対抗決勝というハードスケジュール。両足がつってしまったり、指がつって試合後のサインが書けない選手もいた。体力的には名電の選手はかなり負担がかかっているが、ここまで来ると気力と、頂点への強い意志が結果を分ける。果たしてインターハイチャンピオンの称号は、誰の頭上に輝くのか?

全日本ジュニア王者の萩原。5回戦で鈴木(遊学館)にゲームオールと接戦が続くが、初優勝に挑む

昨年3位の三木(野田学園)。シングルスで初の頂点へ、機は熟した

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