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インターハイ2023

本命不在の女子シングルスは3人の1年生が8強入り。17大会ぶりの留学生女王誕生も?

 競技4日目を終え、ベスト8が出揃った男女シングルス。明日行われる女子シングルスの対戦カードは下記のとおり。

 

【女子シングルス準々決勝】

上澤杏音(リベルテ)vs.原芽衣(四天王寺)

栗山優菜(桜丘)vs.遊佐美月(愛み大瑞穂)

田旻一(桜丘)vs.坂﨑愛華(正智深谷)

青木咲智(四天王寺)vs.面手凛(山陽学園)

 

 今大会、女子シングルスは本命不在の混戦模様。誰が女王となるのか、簡単に予想はつけにくい状況となっている。

 その中で、ベスト8に面手、青木、田旻一と3名の1年生が入っているのが注目ポイント。昨年の全中優勝・面手と同準優勝・青木は明日の準々決勝で対戦する。

 面手はよりパワフルになったプレーで、5回戦では同じく1年生で今大会第2シードの山室早矢(桜丘)のカットを打ち抜いた。青木も1年生ながらエースとして四天王寺の学校対抗優勝に貢献。1年生での女子シングルス優勝となれば2016年大会の早田ひな(当時・希望が丘)以来となる。

 また留学生の田旻一も威力ある両ハンドドライブを繰り出し、今日の5回戦では司千利(リベルテ)を打ち負かした。長身を生かし、上から打ち込むようなドライブ、カウンターは他の選手にない迫力がある。最後に女子シングルスで頂点に立った留学生は2005年大会の曹嘉懿(当時・青森山田)。17大会ぶりの留学生女王誕生も考えられる。

面手凛

青木咲智

田旻一

 

 上澤は今大会第1シードの牧野里菜(遊学館)に4回戦で勝利。四天王寺に敗れて学校対抗出場を逃した悔しさをシングルスにぶつけている。その上澤と準々決勝で対戦するのはライバル・四天王寺の原。小学生時代はチームメイトとして卓桜会栃木卓球センターで腕を磨いた先輩・後輩対決となる。原も先輩として、そして四天王寺の主将としての意地を見せたいところだろう。

上澤杏音

原芽衣

 

 昨年ベスト16の栗山と坂﨑はまずひとつランクアップを果たした。栗山はアグレッシブに動き回り、気合のドライブ連打でベスト8入り。準々決勝では女子ダブルス決勝でも対戦して敗れている同い年の遊佐との愛知対決となる。遊佐も思い切りの良いフォア強打を武器に勝ち上がっており、女子ダブルスとの二冠に挑む。

 坂﨑はミート打ちも混えたドライブ速攻で阿久根みこ(聖和学園)に勝利してベスト8入り。明日の田旻一との一戦は両ハンドの打ち合いとなりそうだ。

栗山優菜

遊佐美月

坂﨑愛華

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