8月8日より北海道で開催されるインターハイ卓球競技。開幕に先立ち、優勝戦戦を展望していく。学校対抗に続いては、男子シングルス。
学校対抗と同様に、優勝戦線をリードするのは愛工大名電と野田学園の選手たち。第1・2シードに昨年3位の三木隼、芝拓人(ともに野田学園)、第3・4シードに同ベスト8の萩原啓至、坂井雄飛(ともに愛工大名電)が入った。また、両校では中村煌和(愛工大名電)、木方圭介(野田学園)もベスト8シードに入ったが、ここまで名前をあげた6名は全員がサウスポーと、今年は左の戦国時代となっている。
愛工大名電勢と野田学園勢以外でベスト8シードとなっているのは、昨年ベスト16の木塚陽斗(明豊)と加藤公輝(明徳義塾)。木塚は1月の全日本ジュニアでも吉山和希(現・岡山リベッツ)を追い詰めており、その変幻自在のプレーは名電・野田の2強を崩せるだけの魅力がある。
加藤は前回大会でベスト8入りまであと少しのところまで迫ったが、愛工大名電・中村に逆転負け。最後のインハイで昨年を越える成績を目指す。加藤と同じ明徳義塾では躍動感ある攻めを見せる藤元駿も上位候補だ。
ベスト16・32シードを見ていくと名門校、強豪校の選手たちの名前が並ぶ。3年生では髙橋慶太(育英)や岩井田雄斗(野田学園)、2年生では小野泰和(出雲北陵)、石山浩貴(上宮)、薜大斗(遊学館)といった面々に注目。シードではないが佐藤卓斗(出雲北陵)、溜大河(静岡学園)、浅見勇志・石井佑季(ともに希望が丘)らも力のある選手だ。
1年生では世界ユース代表の谷本拓海(育英)、昨年の全中ベスト8・山岸駿(新潟産大附)、面田知己(愛工大名電)が注目株。濵田尚人(高知小津)、中谷歩夢(浜松修学舎)ら学校対抗不出場組の奮起にも期待したい。
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