本日16時から開会式が行われ、明日からはいよいよ競技がスタートする北海道インターハイ卓球競技。毎年、卓球王国では学校対抗出場校の協力のもと、9月号で出場校・選手全リストの掲載を行なっている。出場校の皆さんにはアンケートにも協力してもらっているのだが、その中に「今回の代表決定までのエピソード、伝えたいこと」という項目がある。今回は開幕を前に、いくつかの出場校の「代表決定エピソード」「伝えたいこと」を紹介していく。(前編はこちら)
■添上(奈良/男子)
毎年のことながら確固たる力もないままに予選を迎え、全試合チャレンジャーとしての気持ちで臨みました。レギュラーだけでなく、ベンチ入りできなかった部員や女子部員、OBとも一緒に早朝トレーニングや放課後練習に励み、全員で切磋琢磨することで得たインターハイ出場です。全国大会で活躍できるような十分な力は持ち合わせていないかもしれませんが、1本でも県の代表として誇れるようなプレーを心がけたいと思っております。
■龍谷大平安(京都/女子)
我が校は4月から男女の監督が入れ替わり、新生龍谷大平安で出発しました。練習内容をこれまでのラリー重視の内容に加え、ネットプレーを多く取り入れた内容を加えました。練習前に円陣を組み、皆で目標を明確にしてから練習に取り組むようにしてきました。
予選が始まり、負けられないというプレッシャーに押しつぶされそうになりましたが、無事本戦への出場権を獲得できました。独特な緊張感の中で選手一人一人が戦えたのは監督、ベンチ、ベンチ外のメンバー、先輩方、保護者の方々の応援があったからだと思います。
本戦では応援してくださる方々への感謝の気持ちを忘れず、恩返しができるように一戦一戦目の前の試合を全力で戦い、感動を与えられるように頑張ります。
■芦屋学園(兵庫/女子)
昨年度の兵庫県予選では準優勝に終わってしまい悔しさでいっぱいでした。その悔しさをバネに今年は何としてでもインターハイに出場するという目標を立てて格上の学校との練習試合などを経て準備してきました。一人一人が大きな声を出す応援の練習もして、それを大会で実践でき、選手もそのあと押しがあって自分の力を出し切れたことが優勝に繋がったのだと思います。
私たちはチームの絆を大切にしています。「One For All,All For One」の精神で自分に自信を持って強気で挑みたいです。
本校のインターハイ出場は「芦屋女子高校」で8回、学校名が「芦屋学園高校」になって8回目となり通算16回の出場になります。学校名が変わっても諸先輩方が築いた女子卓球の伝統は脈々と続いています。
■鳥取敬愛(鳥取/女子)
今回、私たちは応援に力を入れてきました。今年から応援の制限がなくなるということで、応援から他の学校を圧倒しようと練習をしてきました。はじめは声が小さかったり、揃わなかったり、様々な課題がありましたが、練習をするにつれてどんどん良くなってきました。県予選の決勝では応援から相手を圧倒することができたと思います。
インターハイでも応援でプレーしている選手がいつも以上の力を発揮できるよう頑張りたいと思います。そして選手は応援してくださる全ての方に感謝して戦います。
■呉青山(広島/男子)
昨年、初出場することができ、インターハイでやりたい事が少しずつ明確になりました。今年もチームとしてこの場に戻って来れた喜びを北海道で爆発させます。
■希望が丘(福岡/男子・女子)
たくさんの関係者の方々に応援していただいていますので、その期待に応えられるような試合をしたいと思います。そして、福岡県の高校生代表として、恥ずかしくない試合をして、優勝目指して頑張ります。
■鎮西学院(長崎/男子・女子)
男子:今まで先輩についていくだけだった私たちはインターハイ予選の前になかなかチームがまとまらず、前に進むことが怖くなり、足踏みをする時期がありました。しかし、監督である坪口先生や学校の先生方、保護者に支えられてここまで来ることができました。この恩を形にして返すためにインターハイではチーム一丸となって全力で戦います。成長した私たち、そして強い鎮西学院を見てください。
女子:今までの県の団体戦で一度も負けたことがなかったので、絶対に負けられないプレッシャーが一人一人にありました。3年生も3人しかおらず、後輩をあまり支える事が出来ませんでしたが、久しぶりの観客の制限がない試合でたくさんのOB、OGの方が応援に来てくださり、皆が力を発揮でき優勝することができました。
■都城商業(宮崎/男子)
現3年生が1年生の時、優勝の最有力候補だったのに県予選3日前に部員からコロナが出てしまい全員が全種目棄権になってしまいました。昨年は2-2で5番が2-3で負けてしまい、また出場できず、3年越しでやっとインターハイの切符を勝ち取ることができました。
■れいめい(鹿児島/男子)
鹿児島県のインターハイ予選では3年生6名全員がメンバーに入っていました。インターハイ県予選前に、メンバーに決まっていた5名の3年生で残りのメンバー1名を決める際に3年生の有川昊駕を入れてほしいと先生に直談判しました。その結果、3年生全員がベンチに入って戦うことができました。
(前編はこちら)
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