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<卓球王国2026年1月号より>
前身のヤマト卓球、TSPブランド時代から『スペクトル』『スピンピップス』『カール』など、表ソフト、粒高の名作を世に送り出してきたVICTAS。この新作は、そんな「異質」の伝統が息づく同社らしいラインナップだろう。
今秋発売の『アテネス』シリーズのコンセプトは「VICTAS初の異質攻撃型ラケット」。異質型の生命線と言えるスマッシュの打ちやすさ、変化のつけやすさにこだわっている。
開発には、全日本混合ダブルスチャンピオンで異質型の安藤みなみも参加。表ソフトや粒高は繊細なボールタッチが求められるため、フィーリングも重視し、安藤に何度も試打を依頼して納得のいく性能を追求した。
また、安藤によると異質型はフォアとバックに異なる種類のラバーを貼るため、両方のラバーとの相性を考慮してラケットを選ぶ必要があり、現役時代はラケット選びが難しかったという。『アテネス』はそうした点にも着目し、裏ソフト・表ソフト・粒高、いずれと合わせても性能を生かせることを目指した。
こうして誕生したのが『アテネス ウッド』『アテネス アタック』『アテネス カーボン』の3本。その中で安藤も使用するのが5枚合板の『アテネス ウッド』だ。
シリーズで最もバランスの取れた性能で操作性も高く、異質型ならではの緩急や長短、球質の変化で勝負する選手に最適。異質型は女子選手に多いことから、重量は軽めにした。
硬めの木材を使用した『アテネス アタック』、アウターにUカーボンを搭載した『アテネス カーボン』は、より攻撃力を求めたモデル。変化と威力、スピードで押したい選手には、こちらの2本がマッチするだろう。
ちなみに、『アテネス』というネーミングは知恵と戦略を司どるギリシャ神話の女神・アテナから。ボールの「速さ」や「強さ」だけでなく、変化や緩急を巧みに操って知的に戦う異質型のプレーは、確かにアテナと重なる。
異質型のプレーに基づき、異質型が開発に携わり、異質型のために生まれた『アテネス』。異質型なら試さない手はないだろう。

使用する木材や合板の構成も表ソフトや粒高との相性を考慮。褐色の中芯が見た目のアクセントにもなっている
●攻撃用ラケット ●¥8,250(税込)
●木材5枚 ●グリップ:FL
●板厚:5.7㎜ ●平均重量:80g
●㈱VICTAS:03・5639・9811
https://www.victas.com
photo >> Yoshinori Eto
text >> Takazumi Asano
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