男子学校対抗の奈良県代表として60年ぶりにインターハイの舞台に挑んだ帝塚山。奈良県屈指の進学校で、進学先は東京大や京都大、大阪大など、難関国公立大学、国公立大学の医学部医学科、および関西圏を中心とする有名私立大学だ。
初戦で初出場のFCI明徳(愛媛)に敗れたが、選手たちは勉学に励みながら、インターハイの切符を勝ち取り、かけがえのない夏を経験した。
試合後に島本強監督と主将の米田直弘に話を聞いた。
島本監督「60年ぶりにインターハイの舞台に立つことができて、本当に子どもたちにとって大きな経験になったと思います。初戦で敗れてしまいましたが、やっぱり全国大会の雰囲気に慣れていないことが、力を出し切れなかったひとつの原因だったと思います。奈良予選の時はもっとリラックスしてプレーできていましたし、全国の舞台で緊張した中で自分たちのプレーをする難しさを感じました。
うちは進学校なので、卓球部の活動は週5日、1日1~2時間ほどで、週に10時間くらいです。勉強との両立を大事にしながら、その限られた時間の中で集中して練習しています。そういう環境でも、子どもたちは一生懸命やってくれています。
今回、奈良県の代表としてインターハイに出場できたことは、選手たちにとって大きな自信になったと思います。60年ぶりという歴史をつなぐこともできましたし、この経験が後輩たちにも受け継がれていけばうれしいですね。来年も残る選手がいますので、また楽しみなチームをつくっていきたいと思います」

1番に出場した飯岡一輝

米田(右)と倉本のダブルス
2番と3番のダブルスに出場した米田。勝利をあげることはできなかったが、2番ではFCI明徳の山田大翔にゲームオールと迫った。
米田「インターハイは、奈良県で戦ってきた試合とは全然違いました。相手から今まで見たことのないボールが飛んできたり、試合展開も思ったように組み立てられなかったりして、なかなか自分たちの卓球をさせてもらえませんでした。
特にダブルスでは、相手のペン粒の選手が本当にうまくて、コースやボールのスピードにまったく対応できませんでした。ただ、2番手で出たシングルスでは、接戦に持ち込んで、もう少しで勝てるところまで戦えました。勝って後半の後輩たちにつなげることができなかったのは悔しいです。
ぼくたちは勉強との両立をしながら卓球に取り組んでいます。去年の試合から奈良県の上位選手のプレーを見て、イメージトレーニングをしたり、自分たちなりに準備してきました。その成果もあって、県予選では「絶対に勝つ」という気持ちで臨み、思い描いていた展開で勝ち上がることができました。
60年ぶりにインターハイへ出場できたことは大きな自信です。ここから後輩たちが出場を続けて、60年ぶりだった記録をどんどん積み重ねていってほしいです」
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