〈女子ダブルス〉●決勝
蒯曼/王曼昱(中国) 0、11、4、9 張本美和/早田ひな(日本)
女子ダブルス優勝は蒯曼/王曼昱!
日本勢として女子ダブルスで52年ぶりの決勝進出、そして60年ぶりの優勝を目指した張本/早田は惜しくも銀メダル!
1ゲーム目のラブオールから非常にハイレベルなラリーが展開されたこの試合。張本/早田のプレーが良くないというより、蒯曼/王曼昱のプレーが想像以上に「仕上がっていた」という一戦だった。1ゲーム目を中国ペアが11点連取で奪い、2ゲーム目も3−0でリードと、実に14点を連取された。
左腕の蒯曼が両ハンドのストレートへの攻撃をうまく交ぜてラリーの主導権を握り、王曼昱が両ハンドから回転量の多いドライブを打ち込んむ。蒯曼がナックルのレシーブ、王曼昱が前に落とすブロックでミスを誘うなど、試合巧者ぶりも発揮した。

中国ペアは蒯曼(左)のストレート攻撃、王曼昱の回転量の多いパワードライブで主導権を握った
張本/早田にチャンスがあったのは2ゲーム目。3−6、5−8と劣勢の展開から9−9に追いつき、早田が蒯曼のチキータを倒れ込みながらフォアで狙い打って10−9。さらに10−10から張本得意のバックストレートのバックハンドで11−10と2度のゲームポイントを握った。

世界ランキング1位ペアの実力を随所に見せた張本(右)/早田ペア
しかし、中国ペアは王曼昱の回り込みチキータで11−11に追いつき、最後は早田が蒯曼のストップを打ち切れずに13−11でゲームを連取する。3ゲーム目は1ゲーム目と同じサービス・レシーブの組み合わせになり、中国ペアが0−2から8点連取で8−2。王曼昱が好調の蒯曼の良さをうまく引き出し、中国ペアがゲームカウント3−0と優勝に王手をかける。
4ゲーム目は一進一退の攻防となり、張本/早田も6−9から9−9に追いついて食い下がったが、ここで張本のロングサービスがオーバーミス。勝負をかけた1球が惜しくもコートに収まらず、このまま11−9で中国ペアが勝利。2回戦からの5試合で1ゲームも落とさない完全優勝を達成した。
52年ぶりの決勝進出で新たな歴史を作った張本/早田。女子ダブルス世界ランキング1位の実力を十分に見せてくれた。あとは中国最強ペアとなった蒯曼/王曼昱をいかに攻略するか。ふたりの全面的かつ高い技術力があれば、攻略の糸口は必ず見いだせるはずだ。

優勝を決め、笑顔で抱き合った蒯曼(右)/王曼昱

張本/早田のベンチに入った日本女子チームの中澤鋭監督。中国ペア攻略へ、その智略に期待したい
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