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【アジア競技大会】なんと初戦から左腕を「5タテ」。林詩棟、先輩・王楚欽を完封して初優勝!

〈男子シングルス〉●決勝
林詩棟(中国) 5、8、11、5 王楚欽(中国)

アジア競技大会・卓球競技のフィナーレを飾る男子シングルス決勝は、林詩棟が前回王者の王楚欽を4−0で完封。見事に初優勝!

中国勢対決となり、これまでベンチから激を飛ばしてきた王皓監督も観客席から見守ったこの一戦。準決勝の激戦の疲れも見せず、出足からスタートダッシュをかけたのは林詩棟だ。前陣を死守し、ミドルへのサービス・レシーブからフォアハンドで積極的に王楚欽のフォアを突く。ストップ対ストップからわずかに浮いたボールを台上フォアドライブで狙い打ち、高い打球点から王楚欽のフォアへ大きく曲がっていくフォアのカウンタードライブを決める。

前陣をキープし、積極的にフォアで攻めた林詩棟。電光石火の「蒼い稲妻」だった

逆に王楚欽は団体戦からの疲労の色が濃く、フォアサイドを厳しく攻められると苦しい。林詩棟のバックサイドを切る厳しい攻めも堅いブロックにつかまり、なかなか得点が伸びない。

さすがに疲労の色が濃かった王楚欽

林詩棟が2ゲームを連取して迎えた3ゲーム目、林詩棟の10−7のゲームポイントから王楚欽が4点連取で10−11と逆転。王楚欽としてはこのゲームを取って接戦に持ち込みたかったが、林詩棟は12−11でゲームポイントを奪い返し、強烈な回り込みチキータから目にも止まらぬフォアストレートへのバックカウンター。王楚欽、さすがに追いつくことができず。

4ゲーム目も林詩棟が中盤で林詩棟が6−5から10−5と一気に突き放し、チャンピオンシップポイント。最後は王楚欽が下がってロビングを上げようとするも台に収まらず。わずか32分で、林詩棟が圧巻のストレート勝ちを収めた。

決勝を戦い終え、握手を交わした両雄

男子シングルスでの中国勢の連続優勝記録を「7」に伸ばした

初戦となる2回戦の麦天恩(マカオ)戦から、シャー(インド)、松島輝空、林昀儒、そして王楚欽となんと5戦連続で左腕との対戦となった林詩棟。ラッキーな一面もあったが、準々決勝の対戦相手は世界のトップランカー揃い。実力で勝ち取った価値ある栄冠だ。

団体戦では首脳陣の信頼を失い、決勝で2点起用から外される屈辱も味わったが、この優勝は大きな自信となるだろう。

男子シングルス表彰。左腕3人を従え、林詩棟が頂点に立つ

 

テーピングにサポーターと、痛々しかった王楚欽の両脚。しかし、すぐにチャイナスマッシュという地元でのビッグゲームが控えている

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