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欧州リポート

ドイツ・ブンデスリーガはレギュラーシーズン全試合が終了。上田仁所属のケーニヒスホーフェンが初のプレーオフ進出

 ドイツ・ブンデスリーガはレギュラーシーズン全試合が終了。最終順位が決定し、上田仁の所属するケーニヒスホーフェンが初のプレーオフ進出を決めた。

 

【2023-24ドイツ・ブンデスリーガ】

第20節

※ザールブリュッケンvs.グレンツァオ、ミュールハウゼンvs.ケーニヒスホーフェン、ボルシア・デュッセルドルフvs.オクセンハウゼンはすでに終了

〈ブレーメン 3-1 ベルクノイシュタッド〉

 アギーレ 2-3 ジャー○

○ファルク 3-0 ドゥダ

○ゲラシメンコ 3-2 ルイズ

○ファルク 3-1 ジャー

 

〈グリュンヴェッターズバッハ 3-2 マインツ05〉

 コズル 1-3 ロッシ○

○アポロニア 3-1 リ・ヨンイン

○ワルサー 3-1 ムラデノビッチ

 トゥリーニ 2-3 ロッシ○

○コズル/ワルサー 3-0 ムラデノビッチ/リ・ヨンイン

 

◆第21節

※ミュールハウゼンvs.マインツ05、ベルクノイシュタッドvs.グレンツァオ、ブレーメンvs.グリュンンヴェッターズバッハはすでに終了

〈オクセンハウゼン 3-2 フルダ・マーバーツェル〉

○ロブレス 3-1 フィルス

○アックズ 3-1 ポレ

 ゴーズィ 2-3 ムン・ファンボー○

 アックズ 1-3 フィルス○

○ゴーズィ/ロブレス 3-0 ムン・ファンボー/ポレ

 

〈ザールブリュッケン 3-2 ボルシア・デュッセルドルフ〉

○村松 3-0 シェルベリ

○ヨルジッチ 3-1 ボル

 ニュイティンク 1-3 シュトゥンパー○

 村松 1-3 ハウグ○

○ニュイティンク/フランチスカ 3-1 ハウグ/シェルベリ

 

◆第22節

〈ケーニヒスホーフェン 3-0 マインツ05〉

○シュテガー 3-0 シポシュ

○ゼリコ 3-0 ロッシ

○上田 3-1 リ・ヨンイン

★上田仁通算成績:単7勝6敗/複1勝0敗

 

〈グリュンヴェッターズバッハ 3-2 ザールブリュッケン〉

○アポロニア 3-0 E.イオネスク

 トゥリーニ 0-3 村松○

○ワルサー 3-0 マイスナー

 コズル 2-3 村松○

○コズル/ワルサー 3-2 マイスナー/E.イオネスク

★村松雄斗通算成績:単14勝3敗

 

〈グレンツァオ 3-2 ボルシア・デュッセルドルフ〉

 ウォーカー 0-3 ボル○

○馮翊新 3-1 ハウグ

○クビク 3-0 シュトゥンパー

 馮翊新 2-3 ボル○

○クビク/ウォーカー 3-0 シュトゥンパー/ハウグ

 

〈オクセンハウゼン 3-1 ベルクボイシュタッド〉

○ロブレス 3-1 ラッセンフォッセ

○クルチェツキ 3-0 ドゥダ

 鈴木 1-3 ジャー○

○アックズ 3-0 ドゥダ

★鈴木颯通算成績:単2勝3敗/複0勝1敗

 

〈ミュールハウゼン 3-2 フルダ・マーバーツェル〉

○メンゲル 3-1 フィルス

 ベルトラン 1-3 ポレ○

 Da.ハベソーン 1-3 ムン・ファンボー○

○O.イオネスク 3-2 フィルス

○メンゲル/O.イオネスク 3-1 ムン・ファンボー/ポレ

 

 最終節を前にザールブリュッケン、ボルシア・デュッセルドルフ、ブレーメンのプレーオフ進出が確定。残り1枠をケーニヒスホーフェンとミュールハウゼンが争う状況となり、第22節でケーニヒスホーフェンが勝利すれば3位でのプレーオフ進出が決定、敗れた場合はミュールハウゼンの結果にプレーオフ切符の行方が委ねられる状況となっていた。

 ケーニヒスホーフェンは最下位のマインツ05を相手に1番でシュテガー(ドイツ)、2番でゼリコ(クロアチア)がストレート勝利を収め、早々に王手をかける。3番に出場した上田が相手エースのリ・ヨンイン(ポーランド)を3-1で下してケーニヒスホーフェンにとって初のプレーオフ進出を決めた。

 これによりプレーオフ準決勝の対戦カードは1位のザールブリュッケン対4位のブレーメン、2位のボルシア・デュッセルドルフ対3位のケーニヒスホーフェンに決定。レギュラーシーズンでの対戦はザールブリュッケンとブレーメンが1勝1敗だが、ザールブリュッケンが敗れた試合ではフランチスカ(ドイツ)、村松雄斗が欠場とフルメンバーではなかった。ボルシア・デュッセルドルフとケーニヒスホーフェンの対戦も1勝1敗となっている。

最終節で勝利を決める白星をあげた上田(写真:Patrick Wichmann)

 

【順位表(全日程終了)】

1位:ザールブリュッケン(17勝3敗)

2位:ボルシア・デュッセルドルフ(13勝7敗)

3位:ケーニヒスホーフェン(12勝8敗)

4位:ブレーメン(11勝9敗)

~~~~プレーオフ進出~~~~

5位:ミュールハウゼン(11勝9敗)

6位:オクセンハウゼン(9勝11敗)

7位:ベルクノイシュタッド(9勝11敗)

8位:グリュンヴェッターズバッハ(9勝11敗)

9位:グレンツァオ(9勝11敗)

10位:フルダ・マーバーツェル(6勝14敗)

11位:マインツ05(4勝16敗)

 

 また、個人成績では最高勝率を残したのはザールブリュッケンのヨルジッチ(スロベニア)で14勝2敗。2位がグリュンヴェッターズバッハのワルサー(ドイツ)で15勝3敗、3位は14勝3敗の村松でヨルジッチと並び勝ち星を量産してザールブリュッケンのレギュラーシーズン1位に貢献した。最多勝は20勝をあげたブレーメンのファルク(スウェーデン/11敗)とグレンツァオの馮翊新(チャイニーズタイペイ/10敗)だった。

 登録ミスにより前半戦に出場できなかった上田は7勝6敗という成績だったが、ここぞという場面できっちり勝利をあげてケーニヒスホーフェンのプレーオフ進出に大きく貢献。ダブルスでの1勝もボルシア・デュッセルドルフ戦ラストでの勝利と大きな白星だった。

 1部で初のプレーとなった鈴木はデビュー戦でウォーカー(イングランド)を破り初勝利をあげ、昨年12月17日のフルダ・マーバーツェル戦では2022年世界選手権ドイツ代表のムン・ファンボーにも勝利。最終的には2勝3敗という成績だったが、健闘を見せた。

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