大会4日目で、日本の混合ダブルスは揃って勝利し、準々決勝進出を決めた。特に吉村/大藤ペアは北朝鮮の五輪銀メダリストペアを破ってのベスト8入りを果たした。
●混合ダブルス3回戦
松島輝空/張本美和 11、5、4 アブデル-アジズ/アルホダビ(エジプト)
吉村真晴/大藤沙月 7、10、6 リ・ジョンシク/キム・クムヨン(朝鮮民主主義人民共和国)
松島/張本はエジプトに完勝。吉村/大藤はパリ五輪の混合ダブルス銀メダリストのリ・ジョンシク/キム・クムヨン(北朝鮮)をストレートで破り、日本の2ペアは準々決勝進出を決めた。
混合ダブルスでベスト8入りを込めた松島輝空/張本美和のペア
五輪銀メダルペアを破った日本の吉村/大藤
●男子シングルス2回戦
戸上隼輔 3、8、6、6. 郭冠宏(チャイニーズタイペイ)
戸上の相手はチャイニーズタイペイの郭冠宏、世界ランキング81位、U19の世界ランキングでは14位の若手だが、見事なストレート勝ち。ほとんど台上戦で戸上が主導権を奪い、30分ほどで郭を退けた。戸上の調子を推し測れないほどの一方的な展開だった。戸上は3回戦で張本智和(日本)とタッカル(インド)の勝者と対戦する。
「相手はサービスが得意で、チキータが強い選手なので、うまく相手のサービス、レシーブに対応できました。
正直、ここからですね。やっとスタートラインに立てた気持ちです。(次の相手張本は)勝負強いし、ランク下の選手に負けることは見たことがない。2年前のWTTドーハで当たっていて2−3で負けていて、その後の全日本選手権でも負けている。
(上田コーチのアドバイスは?)なるほど尽くしですね(笑)。自分になかった戦術をたくさん教えてもらっています。対左のサービスをフォアで返すのは昔は苦手だったけど、それをフォアにいなすようなツッツキを入れたらどうだと言われて、それを実践できてよかった」(試合後の戸上のコメント)
ベンチでの戸上隼輔
戸上にアドバイスを送る上田仁コーチ
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