2021年全日本選手権も大会最終日を迎えた。多くの困難に見舞われた大会も、いよいよ男女シングルス準決勝・決勝の6試合を残すのみ。対戦カードとタイムテーブルは下記のとおり。
★大会第7日目 1月17日のタイムテーブル
10:00〜 ●女子シングルス準決勝
早田ひな(日本生命) vs. 伊藤美誠(スターツ)
木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎) vs. 石川佳純(全農)
11:00〜 ●男子シングルス準決勝
森薗政崇(BOBSON) vs. 田中佑汰(愛知工業大)
吉田雅己(栃木県スポーツ協会) vs. 及川瑞基(木下グループ)
13:00〜 ●女子シングルス決勝
14:00〜 ●男子シングルス決勝
女子シングルス準決勝を戦う4人は全員が決勝進出の経験があり、木原を除く3人は優勝経験を持つ。やはり注目を集めるのは、昨年に続いて実現した早田対伊藤戦。昨年は早田が攻めに徹して伊藤を破ったが、ディフェンディングチャンピオンとして臨む今年も同じ精神状態で臨めるか。互いに徹底して対策は立てているだけに、1ゲーム目の攻防が楽しみだ。
また、今大会のプレーを見ると石川の経験値と勝負強さも際立っている。昨日の準々決勝の横井戦も、前半は相手のサービスと両ハンド強打に苦しみながら、確実に対応して勝利を収めた。ベンチに入る名軍師・邱建新コーチの存在も大きい。木原の両ハンド強打との激突は興味深いところだ。
男子の準決勝は勝敗の予想が難しい。森薗対田中は、昨日の準々決勝で丹羽のフォアサイドを何本も抜いた田中の高速バックハンドに、森薗がどう対応するか。互いに中陣に下がっても粘り強く、1本のイージーミスが明暗を分ける可能性もある。
吉田対及川は互いに凡ミスが少なく、ラリー戦での駆け引きが楽しめそうだ。張本を破った及川が、吉田に対してもチャレンジャーとして挑むことができるか。
今日1月17日で、阪神・淡路大震災から26年。毎年、全日本選手権が来るたびにこの日がやって来る。黙祷。
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