<卓球王国2022年5月号より>
卓球用品専門の卸問屋を営む唐橋卓球。これまでも全国のショップ、ユーザーからの声を取り入れ、様々なオリジナル商品を企画してきたが、新作はニッタクの『ラティカ』をベースにした『ラティカNK』だ。
『ラティカ』といえば、適度な弾みで合わせるラバーを選ばない5枚合板。唐橋卓球別注の『ラティカNK』はFLとC(中国式ペン)をラインナップしており、『ラティカ』のグリップカラーをスマートで落ち着いたブルーに変更。FLはカラー以外に『ラティカ』からサイズなどの仕様変更はないが、中国式ペンの『ラティカNK C』は初・中級者やレディースなど、パワーのない選手でも、さらに扱いやすいよう仕様変更を施している。
合板構成は『ラティカ』と同じだが、『ラティカNK C』は、若干コンパクトで丸みのあるブレード形状を採用。これにより、『ラティカ』と比べ重心がグリップ側に寄り、ラバーの重さを感じにくく、振り抜きやすさもアップした。
グリップも『ラティカ』より細く、丸みのある形状に変更。これは「初級者の段階では、グリップが固定されたほうが良い」という考えに基づいたもので、しっかり握ることができ、指先の力が入れやすい。中国式ペンは太めのグリップが多いが、『ラティカNK C』の細めのグリップであれば日本式ペンからの移行もしやすそうだ。
また、『ラティカNK C』は裏面打法ユーザーにもピッタリ。コンパクトなブレードとグリップ寄りの重心のおかげで、両面にラバーを貼った際に感じる重さを緩和。丸みを帯びたグリップにより、裏面打法時のラケット面の角度調整もしやすい。細いグリップは手首も使いやすく、台上技術やチキータでの操作性も高い。
もともと好評のモデルに、独自の視点で加えた絶妙なアクセント。そこには用具のプロたちの心意気が詰まっている。
※唐橋卓球取引店のみの限定発売
●ニッタク製
●攻撃用ラケット
●¥7,150(税込)
●木材5枚合板
●グリップ:FL・C(中国式ペン)
●板厚:5.8㎜
●ブレード:FL/158×152㎜ C/159×152㎜
●グリップ:FL/102×24㎜ C/83×23㎜
●唐橋卓球㈱卸部 0424・80・4311
https://www.karahashi.com/
photo >> Yoshinori Eto
text >> Takazumi Asano
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