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【アジア競技大会】王楚欽と林詩棟が男子単決勝へ。林昀儒、1時間13分の激闘もわずかに及ばず!

〈男子シングルス〉●準決勝
王楚欽(中国) 4、7、−9、4、6 No.アラミヤン(イラン)
林詩棟(中国) −10、−9、8、9、−9、6、9 林昀儒(チャイニーズタイペイ)

男子シングルス準決勝が行われ、ファイナリストは王楚欽と林詩棟に決定!

準決勝の1試合目、前回王者の王楚欽と、準々決勝で張本智和を破って勝ち上がったNo.アラミヤンの対戦は、王楚欽が4−1で快勝。1ゲーム目の4−4から王楚欽が怒涛の7点連取で1ゲームを先取すると、2ゲーム目もまったく油断を見せず、要所でフォアドライブの連打を見せ、11−7で連取する。張本戦で物議を醸したフォアサービスも、同じ左利きの王楚欽には見やすいサービスになり、なかなか効かない。

一時期の完全なフォアハンドの「イップス」状態は脱した感のあるアラミヤンだが、フォアハンドはブロックとドライブの軽打が中心。フォア前へ低く切れたサービスを出されたり、フォアサイドやフォアミドルを厳しくドライブで攻められると、どうしても返球があまくなる。王楚欽はそこを逃さず、一度主導権を握ったらフォアで攻め続けた。

威力・精度ともに抜群だった王楚欽のフォアドライブ

フォア前へのサービスを何とかチキータで返球し、5ゲーム目にはバックサービスも使うなど、苦しい状況でも必死に勝利への道を模索したアラミヤンだが、1ゲームを奪うに留まった。しかし、2018年大会以来、2大会ぶりとなる男子シングルスの銅メダル獲得は立派な成績だ。

No.アラミヤンはアジア競技大会の男子シングルスで2個目の銅メダルを獲得

そして準決勝のもうひと試合、林詩棟と林昀儒の一戦は1時間13分という大熱戦の末、林詩棟に凱歌が上がった。

出足からフォア前に来る林詩棟のサービスを迷わずチキータし、4球目をフォアカウンターで狙い打った林昀儒。林詩棟に対しては過去の対戦成績は圧倒的に分が悪いが、4年に1度のアジア競技大会を25歳という年齢で迎え、「今大会で絶対に金メダルを獲る」という強い意志を感じさせるプレーだった。

クールな林昀儒が燃えた。チキータからのフォアドライブ連打で林詩棟を攻め立てた

しかし、林詩棟も1点取るごとに左の拳を突き上げ、打球点の高いバックのカウンターを連発。要所でネットインが多い運の強さも見せ、ゲームカウント2−2に追いつく。5ゲーム目は林昀儒の10−5のゲームポイントから、10−9まで林詩棟が追い上げるも、根性のフォアドライブ連打を見せた林昀儒が11−9で奪取。6ゲーム目は11−6で林詩棟。勝負は最終ゲームへともつれ込む。

最終ゲームも林昀儒が出足からチキータを連発して仕掛けたが、2−2からまったくスコアが離れないまま8−8。ここで林詩棟がバッククロスの3球目バックカウンターで初めてリードを奪うと、最後は林昀儒のサービスをレシーブから回り込んでフォアでループドライブ。林昀儒の渾身のフォアカウンターはネットを弾いてわずかにオーバー。まさに紙一重の差で雌雄は決した。

大会の最終試合となる男子シングルス決勝で、王楚欽が大会2連覇を決めるか、あるいは林詩棟の初優勝か。今夜、20時30分に試合開始だ。

林昀儒はネットインの不運に加え、最後は強打のミスもあり、ややプレーに精度を欠いた

勝利を決め、高々と拳を突き上げた林詩棟。これで男子シングルス決勝は、6大会連続で中国勢同士の対戦だ

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