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トップ選手が出ない!? 全日本選手権とWTTの重複で頭を痛める日本卓球協会

10月13日、日本卓球協会は臨時理事会を開き、2027年世界選手権大会の男女日本代表選考基準を一部変更した。 男女ダブルス、混合ダブルスのペアは、優勝やメダル獲得を狙えるペアを強化本部が決定する。ここには変更はない。 重要な変更点は男女シングルスの選考方法で、変更前の基準は以下の通りであった。

<2027年世界選手権大会(個人戦)の男女日本代表選考基準>

(1)男女シングルス代表選考方法(最大出場枠数:男女各5名)  

(1)の出場選手の中でアジア選手権にて世界選手権の出場枠を獲得した選手 

(2)男女ダブルス・混合ダブルス代表ペアの選考方法 (最大出場枠数:男女ダブルス各2ペア・混合ダブルス2ペア) 

(2)の出場ペアの中でアジア選手権にて世界選手権の出場枠を獲得したペア 

(3)世界ランキング推薦枠による選考  

(1)および(2)で枠を獲得していない選手/ペアがおり、世界ランキング推薦枠に空きがある場合は以下の通り選手を選出する。
 ① シングルスは最終エントリー日14日前が含まれる週のシングルス世界ランキング日本人選手上位順  ② ダブルスのペアは優勝もしくはメダル獲得の可能性が高いペアを強化本部にて選出する。 

今回の変更では、「① イ)の全日本選手権のシングルス優勝者」という条件が削除された。
日本卓球協会が発表した変更理由は以下の通りである。 

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WTTが2026年9月1日に2027年のWTT大会日程を発表した中で、WTT チャンピオンズ(アジア)が、従来の1月上旬ではなく2027年全日本卓球選手権大会(以下「全日本」という。)と同じ時期(2027年1月19日~24日)に開催されることが判明した。 これにより、世界ランキング上位者が全日本を欠場する可能性が高い。 したがって、既存基準の上記イ)の全日本の優勝者を、同ロ)の世界ランキング上位者よりも優先することが、強化の観点から合理的であるとは言えなくなったためである。
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この変更の背景には、いくつかの重要な問題が存在している。ポイントを整理すると以下の通りだ。

●2027年全日本選手権の日程がWTTチャンピオンズと重複したこと

●日本のトップ選手が全日本選手権を欠場し、WTTへ参戦する可能性が高いこと

●2027年全日本選手権の優勝者がトップ選手4名(あるいは5名)の不在の中で誕生する可能性が高くなり、その優勝者を世界選手権代表の資格とできなくなったこと

●2028年ロサンゼルス五輪の日本代表は、2028年1月に発表されること

●世界ランキングは直近1年間のWTTなどのポイントで決まるため、五輪日本代表を目指す人にとって2027年1月~12月の大会成績が極めて重要であること


日本卓球協会として、WTTチャンピオンズが優先され、全日本選手権にはトップ選手が出ないと想定したうえで、全日本選手権優勝者を選考基準から外した。
そもそも全日本チャンピオンが世界選手権の代表になるというのは日本卓球協会が作った選考基準だから変更は問題ない。問題なのは国内最高峰の「全日本卓球」にトップ選手が出ないことのほうだろう。

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