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【PICK UP】「コスパ」のXIOMは期待を裏切らない。 一度は打ちたい驚異のスペック!

「コスパ」のXIOMは期待を裏切らない。

一度は打ちたい驚異のスペック!

 

 

 

あっと驚く価格である。ついに、1万円を超えるラバーの登場だ。

ついつい、「あのラバーなら何枚買える?」と頭の中で算盤を弾きたくなるが、用具のコストパフォーマンスはあくまでも性能を踏まえて議論すべきだろう。「コスパ最高」な用具には、安くて良いものもあれば、高くて抜群に良いものもあるからだ。しかも圧倒的なコストパフォーマンスで支持を集める、あの『ヴェガ』のXIOMから発売されたラバーなのだから。

XIOMが誇る上級者仕様のスピン系テンション裏ソフト『オメガⅦ ツアー』。その中で、量産レーンとは違う生産体制で少量作られていたのが、この『オメガⅦ ツアーi 50』だ。一般向けには出回らない幻のラバーだったが、少しずつ量産体制を整え、この4月に日本でも販売に踏み切った。

XIOMの日本販売元である卓永の鶴高寿さん曰く、発売前の試打では9割近い高評価を得たというが、「受け手」の評価も印象に残ったという。

「ブロックしていて『威圧感がある』と言う人が多かったですね。ボールの重みと深さがあり、ブロックがラケットの角に当たってしまうという声がありました。ただ飛ぶだけでなく、深く収まるラバーです」(鶴さん)。

編集部でも相手に打ってもらい、他のスピン系テンションのボールと比較してみたが、やや直線的に飛んできたボールはエンドライン手前でグッと沈む。その弧線が威圧感を与えるのだ。

そして自分で打った感想としては、50度というスポンジ硬度はそれほど感じない。下回転のボールにグッと回転をかけるのはある程度のパワーが必要だが、上回転のラリーになれば、自在にボールをコントロールできる「無双」の感覚を味わえる。打つ者を虜にする最高のグリップ感に加え、その硬さゆえに台上でもボールをコントロールしやすい。

「間違いなく、ドイツ製ラバーの最先端だな」とため息が出るスペックの高さ。「私たちも、本当にこのラバーに懸けています」と鶴さんが言うのもうなずける。日々の生活で少しくらい節約しても、この快感を味わえるなら……そう思わせる一枚だ。

 

photo >> Yoshinori Eto

text >> Taro Yanagisawa

 

『ツアー i』はスポンジ硬度50度と48度の2種類が発売されている

 

 

 

XIOM

オメガⅦ ツアー i 50

●スピン系テンション裏ソフト

●¥11,660(税込) ●厚さ:MAX

●スポンジ硬度:50度

※2021年4月21日発売

●問:㈱卓永(XIOM日本販売元)

TEL:03・6206・0995

https://xiom.jp