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東京五輪卓球

孫穎莎、オールフルスイングでカット撃ち抜き、四強へ

●女子シングルス準々決勝
孫穎莎(中国) 8、3、8、6 ハン・イン(ドイツ)

孫穎莎の豪腕が唸った。鉄壁を誇る好調ハン・インのカットに対して、最初の1本から最後までフルスイングのドライブ。バック表の変化ツッツキや変化カットで崩したいハンだったが、男子ばりのパワードライブで押し切られると、対抗手段がなくなる。

ハンは第3ゲーム、1-5から5本連続で孫のカット打ちのミスを誘って6-5と逆転。しかしその場面が唯一の見せ場となってしまった。五輪に向けて完璧な仕上がりを見せ、素晴らしい動きを見せていたが、孫にパワーでねじ伏せられる形となった。

これで孫穎莎は、1ゲームも落とさずの準決勝進出となった。明日(29日)は伊藤美誠との宿命の対決となる。注目の大一番は昼の12時開始予定だ。

カットへの恐怖心は微塵もないか、孫穎莎。最後まで動じることなく打ち切った

 

よく拾い、ミスもなかったハン・インだが、ここまでパワーで押されると打つ手なし

 

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