世界規模で盛り上がりを見せている、4年に1度のサッカーの祭典・ワールドカップ。サッカーファンの人口が3億人に迫ると言われる中国でも、連日の熱戦に寝不足のファンが続出しているようだ。
大会のフィナーレを告げる決勝は、7月20日の中国時間・午前3時(日本時間・午前4時)にキックオフ。中国の大手動画配信サイト『咪咕(Migu)視頻』では決勝をライブ配信するが、そのゲストとして中国サッカーチーム代表の武磊と、2024年パリ五輪卓球男子金メダリストの樊振東の出演が決まり、話題を集めている。
スポーツ観戦が趣味である樊振東だが、一番好きなスポーツはサッカー。好きなクラブチームはスペインのレアル・マドリードで、パリ五輪では同チームの主力選手であるジュード・ベリンガムやキリアン・エムバペのゴール時のパフォーマンスをたびたび披露していた。

パリ五輪で披露した「ベリンガムポーズ」(写真:レミー・グロス)
ちなみに樊振東は、2024年にもイングランド・プレミアリーグのライブ配信にゲスト解説で登場。その時の解説者で、今回のワールドカップ決勝でも解説を務める詹俊は、樊振東を「非常に頭脳明晰で、試合を俯瞰的にとらえている」と高く評価した。
……もうずいぶん昔の話になるが、中国リポート担当が2017年に樊振東にインタビューした時、「好きなサッカーチームはどこ?」と尋ねたことがある。
「しょっちゅう変わるんです(笑)。今は……中国代表チームかな。勝てないけど、試合を観るのは勝ち負けじゃない。彼らのプロ意識は勉強になります」。日本のメディアのインタビューだからか、少々「模範的」な回答だったのを思い出す。
昨季所属したザールブリュッケンではクラブ初の3冠(チャンピオンズリーグ・ブンデスリーガ・ドイツカップ)に貢献。今季はライバルチームのボルシア・デュッセルドルフの一員として、新たなシーズンを迎える樊振東。試合の合間にはミラノ・コルティナ冬季五輪を観戦に訪れるなど、ヨーロッパ生活を満喫している。
ワールドカップ決勝の対戦チームはまだ決まっていないが、エムバペのフランスとベリンガムのイングランドによる「仏英大戦」が実現すれば、樊振東としてはベストのシナリオか。ゲスト解説では思わぬ名言が飛び出すかもしれない。

こちらはパリ五輪決勝での「エムバペポーズ」。卓球ファンにはあまりピンと来なかったかも……
ツイート