日本勢6選手が登場した大会5日目のセッション10。張本智和、松島輝空、篠塚大登、張本美和の4選手が準決勝進出を決めた。
世界ランキング24位の篠塚は、同4位のF.ルブラン(フランス)に挑戦。独特のサービスと個性的な両ハンドドライブを持つF.ルブランに対し、篠塚は台から下がらず前陣での両ハンドで攻め立てた。相手へのやりづらさを一切感じさせず、逆にルブランが途中から苛立ちを見せる展開に。4–2で勝利を収めた篠塚は、準決勝で呉晙誠(韓国)と対戦する。
●男子シングルス準々決勝
篠塚大登[日本] 4(8-11、12-10、11-8、9-11、11-7、11-7)2 F.ルブラン[フランス]
篠塚大登のコメント
「格上の選手に大きな大会で勝つことができ、自信になりました。最後まで我慢強くプレーできたと思います。ここ数カ月の経験が今日活きましたね。特に勝負どころだったのは第2ゲーム。あのゲームを取られていたらやられていたかもしれません。これだけ多くの観客の前で勝てて本当にうれしいですし、明日の準決勝も楽しんで戦いたいです。
以前ならスコアを離されたら後ろへ下がってしまっていましたが、前回のリュブリャナ大会で『前でも打ち合える』と実感できたのが大きかったです。リードしていても油断できない相手なので、自分から思い切り攻めることができました。両ハンドを台の近くで振れるようになり、相手に押されなくなったと感じています。
世界選手権の団体戦で1試合も出られなかった悔しい気持ちがあり、より意識を高めて練習してきたことが今回の結果につながりました」

果敢なプレーでF.ルブランを下した篠塚

勝利後に感情を爆発させた。明日の準決勝でのプレーにも注目だ

F.ルブランは篠塚の粘りに屈した
世界ランキング3位の張本美和は、同10位の申裕斌(韓国)と対戦。ラリー戦で終始主導権を握り、第3ゲームこそ落としたものの、4–1で快勝した。
●女子シングルス準々決勝
張本美和[日本] 4(11-5、11-3、11-13、11-8、11-5)1 申裕斌[韓国]
張本美和のコメント
「最終日まで残ることができてうれしいです。申裕斌選手はとてもメンタルが強い選手なので、試合前は苦しい気持ちもありました。無事に勝つことができてほっとしています。頭をフル回転させて戦っていました。(試合中の)ガッツポーズは余裕があればやろう、という感覚でした。
今大会、1、2回戦でリードされている展開から挽回できたのは大きな経験になりました。特に1回戦は日本人対決で、オリンピック選考も絡んでくるからこそ『絶対に負けたくない』という気持ちが強かったです。精神的にきつかったですが、そこを乗り越えて気を引き締め直して臨めています。自分を褒めてあげたいです。
次の王芸迪選手には最近勝てていないので、本当に強い相手だと思っています。前回の試合動画を見返して反省点を見つけ、しっかり準備して勝ちにいきたいです」

安定かつ質の高いプレーで申裕斌に快勝した張本
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