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インターハイ2026

泣くよりも最後は笑顔で。今年度限りで活動停止の遊学館、インターハイ学校対抗を去る

 大阪・Asueアリーナで開催されているインターハイ卓球競技。女子学校対抗は準々決勝まで行われ、ベスト4が決定したが、今年度限りで活動を停止する遊学館はベスト8で大会を去ることとなった。

 通算60回の学校対抗出場を誇り、準優勝に輝くこと2度、個人戦でもシングルスで出雲美空、ダブルスで出雲/相馬夢乃がタイトルを獲得するなど、伝統ある強豪校として存在感を放ってきた遊学館。しかし、寮と練習場の老朽化により、今年度限りでの活動停止が決定している。休部となるのか、廃部となるのかは未定だが、インターハイへの出場は今回でひと区切りとなる。

 現在のメンバーは3年生4人のみ。活動停止が決定した当初、「(選手たちは)やっぱり、暗い雰囲気になってしまった」という安達健佑監督。それでも「この4人でやるしかないということで開き直りました」と、前を向いてインターハイへの日々を過ごしてきた。

 4人しかいないので、練習相手を用意したり、雰囲気を盛り上げるのはすごく大変でした。それでも生徒たちがよく頑張って、なんとかここまでしっかり盛り上げてくれました」(安達監督)

野間瑶子

日下部詩季

田中咲妃

大出らん

 そうして迎えた今大会、学校対抗では初戦となった2回戦で聖和学園に大苦戦。5番最終ゲームまでもつれたが、主将の野間瑶子が4度のマッチポイントをしのいで3回戦へと駒を進めた。

 3回戦で真岡女子を3-0で下して迎えた準々決勝の相手は優勝候補のリベルテ。「狙うとしたら3-0で勝つしかないと思っていた」(安達監督)というオーダーで挑んだが、2-3で敗れて最後の学校対抗はベスト8で幕を閉じることとなった。

初戦では聖和学園に薄氷を踏む勝利

最後は野間のボールがネットにかかり敗退が決まった

 

 目標の優勝に届かなかった悔しさは当然ある。それでも、最後に見せたのは涙ではなかった。試合後に観客席へ挨拶をする際、安達監督が選手たちの手を取ると、そのまま全員でバンザイ。応援団からの拍手を浴びて、笑顔が弾けた。

 「いつも大阪(四天王寺・リベルテ)に負けていて、その壁が厚かったですね。でも、やり切ったので悔いはないです。学校の先生方も、卒業生たちもたくさん応援に来てくれました。泣くよりも笑顔で終われたら一番良いかなと思っていたので、本当に感謝しかないです」(安達監督)

応援団からの声援を受けて、最後まで全力で戦い抜いた

 

 そして、学校対抗は終わってもインターハイはまだ続く。明日行われるダブルス準々決勝には大出/田中が勝ち残っており、明日から始まるシングルスにも日下部、田中、野間の3人が出場する。安達監督も「切り替えて、個人戦で上を目指せるように頑張りたい」と語ったが、最後まで笑顔で、遊学館のインターハイを完走してほしいと願う。

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