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<卓球王国2026年7月号より>
回転量の多さと引き換えに、「自分から振らなければ飛ばない」というイメージを持つプレーヤーも多い中国製粘着ラバー。
そんな印象を覆す一枚が、この春VICTASから登場した『ゼグナ』シリーズだ。
ラインナップは、粘着力やスポンジ硬度などが異なる『ゼグナ』と『ゼグナ スピン』の2種類。VICTASから中国製粘着ラバーが登場するのは『トリプル』シリーズ以来、5年ぶりとなる。
「卓球も変化している中で、もう少し現代卓球にマッチした中国製粘着ラバーを作りたかった」(VICTA Sギア製品本部)という開発意図のとおり、従来の“重くて硬い粘着”とは一線を画す仕上がりだ。
従来の『トリプル』が、硬質スポンジによる強烈な回転とクセ球を武器とする「昔ながらの中国製粘着」であるのに対し、『ゼグナ』シリーズは食い込みの良さと反発力が大きく向上。よりスピードボールを生み出しやすく、現代卓球にフィットする設計となっている。
今回発売された2種類のうち、スポンジ硬度が47・5度の『ゼグナ』は、回転とスピードのバランスに優れた万能型。トップシートの粘着力は『ゼグナ スピン』よりも控えめだ。
編集部で実際に試打したところ、「操作性が高く、ボールが台に収まりやすい」「中級者でも鋭いドライブが打てる」と、旧来の中国ラバー的な扱いにくさは感じられなかった。
スピン系テンションラバーからの移行もしやすく、「初めての粘着」にも最適な一枚と言えるだろう。
サービスやツッツキなどもよく切れ、カットマンにもフィットする。
また、より強いインパクトで打ち抜きたいプレーヤーには、スポンジ硬度52・5度の『ゼグナ スピン』がおすすめ。自身のレベルやプレースタイルに合わせて、最適な一枚を選びたい。
価格は、2種類ともに税込6820円。確かな性能を備えていながら、ある程度手に届きやすい価格設定にした背景には「多くの選手に使ってほしい」という開発陣の想いが込められている。
これまで中国製粘着は“扱いにくい”と敬遠してきた人や、新たな武器を探しているプレーヤーにとって、『ゼグナ』シリーズは有力な選択肢となるはずだ。

47.5度のスポンジに、ほどよい粘着力を持たせたトップシートを搭載
●粘着性裏ソフトラバー ●¥6,820(税込)
●厚さ:MAX・2.0㎜ ●カラー:レッド・ブラック
●スポンジ硬度:47.5±3
●㈱VICTAS:03・5639・9811
https://www.victas.com
photo >> Yoshinori Eto
text >> En Nagao
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