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【PICK UP】アームストロング/ラージのアーム。 そのど真ん中こそ赤マークMAX

<卓球王国2022年4月号より>

 

ラージのアーム。

そのど真ん中こそ赤マークMAX

 

 全日本ラージボール選手権ほか、草の根のラージ大会もコロナ禍での中止が続き、全国のラージ愛好家にとっては我慢の日々が続いている。

 そのような状況下だが、今回改めて、ラージ用ラバーの超ロングセラーを紹介したい。ラージ用ラバーのパイオニア、アームストロング社の中でも最もベーシックな一枚が、この『赤マークMAXラージバージョン』だ。

 1988年に日本で生まれたラージボール卓球。表ソフトラバーのみ使用可能だが、大きくて軽いボールを従来の表ソフトで打つと、ボールが潰れてしまう。「アンチラバーを使用していた選手が、ラージの試合に出たいということで、弊社の表ソフトにアンチの軟らかいスポンジを組み合わせて打ってもらった。色々試した中で、『赤マークMAX』に30度のソフトスポンジを組み合わせたものが非常に打ちやすいと言われた。それが口コミで広がったのが『ラージバージョン』です」(アームストロング・原田隆裕さん)。

 アームストロングのウェブサイトを見ると、ラージ用ラバーが19枚も並ぶ。その中でも『赤マークMAX』シリーズはバランスタイプで、『ラージバージョン』は最もベーシックなスポンジが採用されている。

 打つと確かにベーシックな使用感で、適度に軟らかくて回転をかけやすい。テンション系と比較すると弾みは物足りないが、コントロールはバツグンだ。「しばらくテンションが主流になっていましたが、最近になって『飛びすぎる』『やはりコントロールが欲しい』という選手が、天然ゴム主体で安定感のあるこのラバーに戻ってきています」と原田さん。

 古典かつ王道。絶妙なコントロールでラリーを制するラージボーラーにとって、発売から30年を越えた『赤マークMAXラージバージョン』は、未だに力強い武器であり続けている。

 

粒はやや小粒で、高さは1.0㎜。粒間隔が1.0㎜以上とやや広めなのが特徴

 

 

アームストロング

赤マークMAX ラージバージョン

●ラージボール対応表ソフトラバー

●¥4,620(税込)

●厚さ:MAX・特厚・厚・中・薄

●アームストロング㈱

 03・3819・2701

 https://armstrong.tokyo.jp/

 

photo >> Yoshinori Eto

text >> Hiromoto Takabe