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インターハイ2026

これがインターハイだ! 男子学校対抗は、不屈の闘志を見せた愛工大名電が野田学園を破り、劇的復活V

インターハイ男子学校対抗の決勝は、野田学園対愛工大名電というライバル校対決になり、愛工大名電が不屈の闘志で野田学園との激闘を制し、見事な復活劇を見せた。

 

【男子学校対抗】

●決勝

〈愛工大名電(愛知) 3-2 野田学園(山口)〉
立川 6、-11、12、-6、-4 中城○
○月原 -6、9、-4、7、10 岩井田
持田/月原 -9、-5、-6 岩井田/中野○
○持田 9、11、-12、10 中野
○原井 11、8、8 島田

優勝:愛工大名電

準優勝:野田学園

 

前回大会で1年生だけを起用して優勝した野田学園。その優勝メンバーで戦った今大会は、選手層の厚さで他チームを大きく上回っていた。愛工大名電の今枝監督は試合前に「これまでの対戦成績は関係ない。今日、この試合で自分のほうが強い、勝つという気持ちで戦おう」と選手を鼓舞した。決勝のコートに立った愛工大名電の選手たちは闘志を剥き出しにして、得点の度に跳ね上がり、拳を固めて野田学園に襲いかかった。

 

1番に起用された1年の立川は速いテンポの両ハンドドライブで中城に迫ったがゲームオールで敗れた。その横で行われていた2番、2年の月原と同じく2年の岩井田の試合は、月原が岩井田を追う展開が続いたが、最終ゲームで2−7と岩井田に大量リードを許した。

しかし、そこから月原の集中力がさらに上がると会心のプレーを見せて逆転勝ち。月原は岩井田にリードされていても気持ちが折れることなく、最後まで攻めの姿勢を貫いたことで大一番で大金星をあげた。

気迫のあるプレーで中城に迫った1年の立川

1番で立川に猛攻を受けながら、最後は気持ちの強さを見せた中城が先取点

 

2番で岩井田を倒した月原が吠える

 

月原の逆転劇で勢いに乗る愛工大名電に対して、野田学園は3番のダブルスで岩井田/中野が隙のないプレーを見せて持田/月原をシャットアウト。この勝利で野田学園に流れが傾くかと思われたが、4番の持田と5番に原井の表情は沈んでいない。「オレたちがやってやる」と言わんばかりの強い表情でコートに入ると、先に原井が島田をストレートで下した。この2人は直前のシングルスでも対戦していて原井が負けているが、そんなことがなかったかのように原井は迷いなくラケットを振り続けた。

ダブルスは岩井田(左)/中野が名電ペアを圧倒した

野田学園ベンチも一体になって戦う

 

実質的に2−2の状態になった4番、この持田対中野。試合に勝ったほうがインターハイ王座を手にすることになる。持田は順横回転と逆横回転サービスの組み立てを巧みに操りながら中野のチキータを封じると2ゲームを連取。3ゲーム目を落として、4ゲーム目も中野にリードされて嫌な空気が流れかけたが、冒頭で紹介した「これまでの対戦成績は関係ない」という今枝監督の言葉のとおり、バック対バックから先にストレートに仕掛けて得点を奪うなど、強気のプレーを貫いて、ジュースでこのゲームを取って勝利を決めると、今枝監督のもとに駆け寄り、抱き合って喜びをかみ締めた。

下馬評を覆す愛工大名電の戦いぶりからは、人生の中で高校3年間しか出場することができないインターハイの花形種目である学校対抗にかける青春と感動があった。

5番で島田にストレート勝ちした原井。勝利のジャンプ

持田はサービスの巧みさ、バランスの良い両ハンドで中野を下した

 

愛工大名電の今枝一郎監督の試合後のコメント

「(壮絶な決勝でしたが)選手たちに感謝しかありません。特に持田は大会前から腰を痛めていて、会場に入ってから悪化している状態でした。決勝の4番が始まる前に彼を呼んで「勝負をしてほしい」と伝えたら、その通りに向かっていく試合をしてくれました。本当に最高の優勝です。これまでのインターハイの優勝の中でも、最高の優勝だったと思います。

去年は連覇が途切れましたが、この1年間はインターハイで力を出し切れるように、できるだけ疲れを残さないことを意識してチームをつくってきました。今回は大会までしっかり時間があり、良い練習ができました。野田学園というスター軍団をなんとか倒そうと、そこを目標にやってきたので、選手たちがよく頑張ってくれました。

(決勝の)オーダーは最後まで悩みました。正直、決勝以外はほとんどオーダーが当たらなくて、「ごめん、俺当たんないわ」と選手に言いながら、それでも決勝だけはこうさせてほしいと伝えてこのオーダーに決めました。

1番から5番まで、相手はすべて実力者でしたが、ぼくには少し光が見えていて、いけるんじゃないかと思っていました。もちろん4番の持田にも勝負してほしいと思っていましたし、2番の月原も岩井田選手にチャレンジしたいという気持ちが強かったと思います。オーダーでそれが実現して、岩井田選手に勝つことができた。ダブルスの負け方の内容から考えると、後半のシングルスの展開は正直、想像していませんでした。(記者が「これぞインターハイの団体戦という勝ち方だと感じましたが」という質問に)そうですね、私もそう思います」

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