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【アジア競技大会】男子ダブルス、張本智和/篠塚大登は惜しくも銀!中国ペアとのシーソーゲームに敗れる

 アジア競技大会・卓球競技は男子ダブルス決勝が行われ、日本の張本智和/篠塚大登が、1982年の小野誠治/阿部博幸以来44年ぶりとなるこの種目での金メダルを目指し、中国の林詩棟/黄友政と対戦した。

 1ゲーム目、4-4と五分の立ち上がりから抜け出した日本ペアは11-6で先制する。張本、篠塚ともに高い打球点からの積極的な攻撃で中国ペアを押し込んだ。しかし、2ゲーム目は出足で中国ペアに0-3とリードを奪われ、流れを戻せないまま4-11で落とす。
 3ゲーム目は3-3から日本ペアが抜け出して7-3とリード。ところが、中国ペアが反撃して7-7となり、8-8、9-9、10-10というスリリングな展開に。最後はジュースから2度、相手のゲームポイントをしのいだ日本ペアが14-12でこのゲームをもぎ取った。
 4ゲーム目は中国ペアのペースで、序盤0-4となる。その後、4-6から張本がサービスエースを取ったところで中国ベンチがタイムアウト。次の1本で黄友政がカウンターを決めた中国ペアはリズムを取り戻し、5-9までリードを広げて6-11でこのゲームを奪取。ゲームカウントは2-2のタイに戻った。
 ここまで奇数ゲームを日本ペア、偶数ゲームを中国ペアが取る形で進んだこの試合だったが、この5ゲーム目は1-4と中国ペアがスタートダッシュ。日本ペアも追いかけるが、3-7、4-9と離され、最後は5-11でこのゲームを落とした。林詩棟/黄友政は連続攻撃が冴えた。
 ゲームカウント2-3と、追い込まれた日本ペア。6ゲーム目は張本のフリックで1点を先制したものの、1-3と逆転されたところで日本ベンチがタイムアウト。しかし、流れは変わらず失点が続き、中国ペアもラストスパートとばかりに連続攻撃を仕掛ける。スコアは一気に1-11となり、軍配は中国ペアに上がった。

 張本/篠塚は敗れたとはいえ、銀メダルは誇って良い結果。特に、準決勝で根性の逆転勝利を収めた姿は、日本のファンの胸を大いにときめかせてくれた。2人の若武者に心から拍手を送りたい。

●男子ダブルス決勝
林詩棟/黄友政(中国) -6、4、-12、6、5、1 張本智和/篠塚大登(日本)

試合後半になるにつれ、連係プレーがどんどん噛み合っていった林詩棟(右)/黄友政

中国男子の王皓監督(右)は大仕事を成し遂げた2人の選手を抱きしめて祝福した

〈試合後の選手・監督のコメント〉
◎張本智和
 「ノーシードのぼくたちからすれば、銀メダルという結果自体は悪くないと思います。しかし、準決勝を乗り越え、今日も2ゲームをリードできた展開を考えると、一気に金メダルを取れる可能性もありました。でも、最後の3ゲームは相手との実力差が出ましたし、リードや勢いだけでどうにかなる相手ではなかったので、正直納得できる部分もあります。
 ぼくたち個人の力としては、ラリーでも準決勝・決勝ともに良く粘れていたと思います。ただダブルスでは、シングルス以上に計算して、サービス、レシーブ、3球目、4球目で相手がどこに打ってくるかを予測して狙っていくプレーが必要です。そうした連携の部分が相手と比べて少なかったと感じます。相手はヤマを張って思い切り攻めてきましたが、ぼくたちはどうしてもシングルスのように全体で構えてしまいました。時には一発狙って相手にプレッシャーをかけ、ミスを誘うプレーも必要だったのかなと思います。そういった相手へのプレッシャーという意味では、相手のほうがぼくたちにうまくプレッシャーをかけていたように感じます」
◎篠塚大登
 「ぼくの地元・愛知での大会ということもあり、メダルを取れたことは本当にうれしいです。しかし、最後もチャンスがなかったわけではないと思うので、やっぱり金メダルを取りたかったという思いはあります」
◎岸川聖也監督
 「ダブルスのペアリングについては、オリンピックの団体戦では3人しか代表になれないため、その中でペアを作らなければいけません。今すぐ決めるのは難しいという面もありますが、これからいろいろ試していかなければいけないと思っています。4年に1度という大舞台でどれだけのプレイができるかというペアリングの相性や、選手個人のパフォーマンスは、こうした大舞台でしか経験できないことです。そこでしっかり自分の実力やそれ以上の力を発揮できる選手かどうかを私自身も見たいと思っていましたし、オリンピックに向けて良い経験ができたと思っています」

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