上写真:男子サーティ決勝で好ゲームを展開した徳島剛(優勝・右)と櫻井勇治(準優勝・左)
三重・津市の日硝ハイウエーアリーナで開催されていた『2026年全日本卓球選手権大会(マスターズの部)』は、今日25日に大会最終日を迎え、男女サーティ〜ローシックスティの計8種目でチャンピオンが決定した。パワフルな強打の応酬となった男子4種目の結果は下記のとおりだ。
【男子サーティ】
優勝:徳島剛(青嵐クラブ・東京)
準優勝:櫻井勇治(ユージくんの卓球場・埼玉)
3位:藤原康明(KKSC・埼玉)、上野康治(PON卓・兵庫)
・前回優勝の徳島が、コート狭しと動き回る大会随一の運動量で見事に2連覇達成。決勝では左腕の櫻井に1ゲームを先取され、2ゲーム目も劣勢だったが逆転。ここから一気に3ゲームを連取して押し切った。「2ゲーム目を頑張って取れたのが勝因かなと思います。粘りがモットーなので。あきらめない心が大事ですね」と優勝後に笑顔を見せた徳島。惜しくも敗れた櫻井は「ぼくも粘り強さを知って試合をしているけど、そこで1本取り切れない、取らせてくれないのがトックン(徳島)の強みですね」と王者を讃えた。

常に低い重心で、時にオールフォアに近いフットワークで動き切った徳島
【男子フォーティ】
優勝:高木和健一(タカキワ卓健・東京)
準優勝:立松圭祐(立松卓球S&NAS卓球場・兵庫)
3位:三田村宗明(リトルキングス・神奈川)、金氏祐一(カヴァヌーラ・神奈川)
・準決勝で三田村に最終ゲーム7ー10から逆転勝ちした高木和が、決勝でも立松に1ゲームを先取されながら逆転して久々の優勝。決勝の序盤は立松の両ハンドの速攻にペースをつかめなかったが、徐々に対応し、パワーとボールの質の高さでねじ伏せた。「サーティで2回優勝して、それから8年ぶり。フォーティでも一度は優勝したいと思っていたので、(40代の)前半のうちに優勝できてよかったです。やっぱり三田村さんとの試合を乗り切れたのが大きかったですね」(高木和)

実力者ながら8年ぶりのマスターズ優勝。歓喜の瞬間を迎えた高木和

準決勝の三田村戦は最終ゲーム7ー10から5点連取。壮絶な一戦だった
【男子フィフティ】
優勝:柳延恒(TEAMSATO・兵庫)
準優勝:大貫譲司(卓心会・栃木)
3位:枝広一志(関西クラブ・岡山)、西村雅裕(FEVER・静岡)
・準決勝で枝広、決勝で大貫との打撃戦を制し、柳が現行の全日本マスターズでは新記録となる男子フィフティ4連覇を達成。回転量のあるバックドライブでラリーの主導権を握り、相手に先に攻められても中・後陣でしっかり対応。基礎技術のレベルの高さで、ライバルたちの挑戦を退けた。この強さはどこまで続くのか?

基礎レベルが高く、回転量が多い両ハンドドライブは健在。柳延恒が4連覇を達成
【男子ローシックスティ】
優勝:田中敏裕(九十九・東京)
準優勝:佐藤計(成田クラブ・千葉)
3位:大川竜二(松島体協・香川)、平井荘一(T.T.Sヒライ・福岡)
・今年で66歳、本来はハイシックスティの年代である田中が、「3連覇した後は2回準優勝だったので、もう一回くらいローシックスティで花を咲かせたかった」とローシックスティに出場し、見事に優勝。決勝では凄まじい威力のパワードライブを放つ佐藤(元全日本男子複2位)の猛攻を浴びながら、最終ゲームは手堅く相手コートにボールを運び続け、佐藤のミスを誘った。
「ぼくはミスが嫌いなので全部いれたいという卓球。我慢して入れ続けて、打ち続けて、『這いつくばって勝つ』という勝ち方がしたい。そうやって戦うことで活路が見えてくるんです」(田中)。来年はロー&ハイ、どちらの年代に出場するか?

躍動的なフットワークを駆使しながら、時に繊細に相手コートにボールを運び続けた田中が3年ぶりV

一撃のパワードライブはサーティ顔負けの威力だった佐藤。惜しくも準優勝
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