上写真:地元選手として女子サーティでうれしい優勝を飾った温崎馨
大会最終日、男女サーティ〜ローシックスティが決勝まで行われた全日本マスターズ。男子に比べて戦型のバリエーションが多く、妙味のある駆け引きが展開された女子4種目の結果は下記のとおりだ。
【女子サーティ】
優勝:温崎馨(おんちゃん卓球・三重)
準優勝:岸本あすか(岡崎卓球クラブ・兵庫)
3位:大峰実穂(フレッシュクラブ・岐阜)、片上知代(フォーネットSE・愛媛)
・地元・三重から出場の温崎が、準決勝で右ペン表の大峰、決勝でカットの岸本を攻略してサーティ2連覇。福岡・希望が丘高から日本体育大を経て、地元実業団のエクセディでも活躍した温崎。豪快に振り抜くフォアのパワードライブ、安定した裏面ドライブは健在だが、「今年でプレーからは引退するので、マスターズはこれが最後。最後、締めました」と優勝後のコメント。地元で有終の美を飾り、今後は後進の指導に当たる。

裏面ドライブの安定性も抜群に高かった温崎

ベンチに入ったエクセディ時代のチームメイト、玉石美幸さんと笑顔でピース
【女子フォーティ】
優勝:上原美月(九十九・東京)
準優勝:今福麻奈美(MD相模・神奈川)
3位:朱夢軍(サクセス・愛知)、村上富貴(桔梗苦羅舞・宮城)
・一昨年の大会でフォーティを制した青森山田高卒の上原が、準決勝で前回優勝の朱夢軍、決勝で今福を落ち着いて攻略。相手が「決まった!」と思った強打をヒラリと打ち返すカウンターは鮮やかのひと言。攻守一体となった両ハンド攻撃で二度目の頂点に立った。

ラリー戦で抜群の強さを見せた上原が2回目の優勝。ちなみに名前の読みは「るな」

上原のベンチに入ったのは九十九(つくも)の大先輩・河島国男さん。こちらもマスターズの優勝経験者
【女子フィフティ】
優勝:永田絵美理(所沢レディース・埼玉)
準優勝:寺戸洋子(グリーンTT・兵庫)
3位:三好峰子(上長崎TTC・長崎)、藤原佳子(FLEX・東京)
・左腕から豪快な両ハンドドライブを放つ永田がフィフティで2連覇。決勝は2024年大会優勝の寺戸との「フィフティ女王対決」となり、ハイレベルなラリー戦が展開されたが、球威と運動量で上回った永田に軍配。まだまだ連覇を伸ばしそうな気配だ。

回転量の多いバックドライブ、厳しいコースに放つフォアドライブで攻めた永田
【女子ローシックスティ】
優勝:新田由紀子(札幌unity・北海道)
準優勝:謝春英(謝スマイル・東京)
3位:矢野和代(かぼすクラブ・大分)、後藤真理子(都クラブ・京都)
・バック表ソフトで「粒高?」と思えるほど変化に富んだボールを繰り出し、相手を翻弄しながら強打を織り交ぜた新田が2018年大会のフィフティ以来、2回目の優勝。決勝はローシックスティで3連覇中の謝春英との対戦だったが、4ゲーム目に謝が体調不良で棄権。今大会は脚が思うように動かない中、我慢のプレーを続けていたが、無念の棄権を選択。新田と握手を交わし、試合後は医務室に直行した。

8年ぶりのマスターズ優勝、バック表ソフトの巧みなテクニックが光った新田

3連覇の女王・謝春英は無念の途中棄権。来年また「謝スマイル」を見せてほしい
ツイート