個人戦のフィナーレを飾る、大会7日目の7月30日。気がつけばオリンピックも、そろそろ折り返し地点。今夜は20時から男子シングルスの銅メダル決定戦、オフチャロフ(ドイツ)対林昀儒(チャイニーズタイペイ)。そして21時から男子シングルス決勝、馬龍(中国)対樊振東(中国)だ。
銅メダル決定戦は、昨日の準決勝で中国勢と激戦を展開したふたりの対決。オフチャロフは12年ロンドン五輪の男子シングルス銅メダリスト、林昀儒は今大会の混合ダブルスの銅メダリスト。2枚目の銅メダルを手にするのはどちらか?
そして男子シングルス決勝、馬龍対樊振東。2連覇を目指す馬龍、技術の多彩さと戦術の幅広さは健在だが、やはりフットワークのスピードは以前に比べると落ちている。32歳でのオリンピック出場は、中国の卓球選手としては歴代最年長。手術を経験した左ひざの故障など、多くの故障を経験しながら今まで戦ってきた。
中国勢同士の決勝となり、「他国の選手にタイトルは譲らない」という目標を達成した今、馬龍がどこまで2連覇への強い意志を保てるか。プレスルームの中国メディアの見立てでも「樊振東有利」の声が多いが、「ミスター・パーフェクト」が再び伝説を作るのか?
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