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【WTTスマッシュ】スーパー馬龍マンが帰ってきた。欧州王のチウ・ダンを完封

●女子シングルス準々決勝

銭天一(中国) −8、7、8、5、6  ポルカノバ(オーストリア)

バックハンドでポルカノバを攻めた銭天一

 

YGサービスから安定した両ハンドでベスト8入りしたポルカノバ

 

●男子シングルス準々決勝

馬龍(中国) 2、4、4、5 チウ・ダン(ドイツ)

 

馬龍は完璧なプレーでチウ・ダンを圧倒した

 

「良い試合ができた。明日もさらに良いパフォーマンスを発揮したい」と馬龍。以前のような自信をたずさえながら中国のスーパーマンが戻ってきた

 

世界ランキング11位のチウ・ダン。オフチャロフとともにドイツの中核となっているが、この日、馬龍の完璧なプレーの前に敗れた

 

敗れたチウ・ダンのコメント

「出足で馬龍は非常に集中して試合に入ってきた。昨年のマカオでやった試合や世界選手権の団体決勝で対戦した時にはもっと競った展開になったのに、今日の彼は戦術も良くて、ぼくはレシーブが良くなかった。凡ミスも出たので試合の流れがつかめないまま終わった。昨日はフェリックス(ルブラン)に対して接戦をものにできた。この大会は第二の世界選手権のような大会。しっかり準備をして、もっとプレーを良くしていかなければいけないね」

観客席には息子の試合を見つめる父の邱建新さんの姿もあった。試合後、「馬龍は強すぎだね」と言葉を残して会場を去った。

 

●女子シングルス準々決勝

王曼昱(中国) −7、7、9、10、2  ヤン・シャオシン(モナコ)

 

世界王者相手に善戦したヤン・シャオシン

 

●男子シングルス準々決勝

王楚欽(中国) 8、6、10、−6、9  林高遠(中国)

 

バチバチの打ち合いになった同士打ちを制した王楚欽

 

同じサウスポーの中国選手同士の対決。観客席では王楚欽と林高遠のそれぞれの応援団が声援を送った。

ボールの威力でやや勝る王楚欽が出足から得点を重ね、ゲームの主導権を奪っていく、3−0とゲームをリードしたが、4ゲーム目は小休止。メンタルをリセットした5ゲーム目の出足から王楚欽がダッシュ。10−7とマッチポイントを奪うが、そこから2本連取され、タイムアウト。10−9で再開されたが、最後は3球目のバックドライブをノータッチで決め、王楚欽が勝利。

「林高遠も強かったし、1ゲーム目は苦労したが、2ゲーム目に良くなった。今日は今の試合に集中していた。次の準決勝のことはこれから考えるよ」(王楚欽)

 

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