ウズベキスタンで開催されているアジア選手権は最終日を迎え、男子シングルス決勝で張本智和(日本)が中国の新星でカット型の李天陽をフルゲームで下して2連覇を達成した。同種目での日本選手の2連覇は、1972、74年大会で優勝した長谷川信彦以来、52年ぶりの快挙となった。
【男子シングルス】●決勝
張本智和(日本) 1-11、9-11、11-7、11-8、11-7 李天陽(中国)
張本は李天陽のカットと攻撃を混ぜたプレーに合わずに1ゲーム目を1‐11で落とす。2ゲーム目もペースをつかめずにリードを許したが、中盤から徐々に慣れる。このゲームを9‐11で落としたが、3ゲーム目からは打ち急がずにループドライブとストップで李のミスを誘うと、ブロックも冴えて3ゲームを連取。苦しみながらも順応力の高さで若手の挑戦を退けた。
他国のトップ選手たちが大会が続いていることを理由に今大会を不参加としている中、気力を振り絞って戦い抜いた張本の精神力と体力、その姿勢に最大の敬意を表したい。

張本智和は52年ぶりの日本人連覇を達成した(写真は別の大会より/写真=WTT)
女子シングルスは、張本美和が決勝に進出。張本は今大会で4種目に出場し、ここまで女子団体優勝、松島輝空と組んだ混合ダブルスで優勝、早田ひなと組んだ女子ダブルスで準優勝と試合を重ねてきた。
準決勝では蒯曼(中国)に0‐2とゲームをリードされたが、そこから2ゲームを奪って追いつくと、最終ゲームは12‐10と大逆転勝ちを見せた。
その後に女子ダブルスを戦って迎えた女子シングルスの決勝では、団体戦の決勝で快勝している陳熠(中国)にストレートで敗れた。ここまで国内外での大会に連戦し、今大会での4種目全てで決勝に進むなど、最も多くの試合をしてきた張本。決勝では陳熠のアグレッシブなプレーに対して、体力的な厳しさもあり、悔しい敗戦となった。
それでも今大会で2つの金メダルと、2つの銀メダルを獲得するなど、兄の智和と同様に気力と体力を維持して戦った姿は多くの人に感動を与えただろう。
【女子シングルス】●決勝
陳熠(中国) 11-5、11-8、11-6 張本美和(日本)

張本美和は4種目すべてで結果を残した(写真は別の大会より/写真=WTT)

女子シングルスで優勝した陳熠(写真は別の大会より/写真=WTT)
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