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東京五輪卓球

女子団体戦、日本側のトーナメントには香港&タイペイ。アジアの強豪を突破して決勝を目指す

 女子団体のドローは下記のようになった。3大会連続のメダル獲得に挑む日本は第2シードとなっており、決勝まで中国と対戦しないことはすでに確定済み。第3、4シードの振り分け抽選の結果、日本側のトーナメントにはリオ五輪で敗れたドイツではなく香港が入った。

 日本側のトーナメントに入ったチームのメンバーを見ると、カットや異質型も少なく、日本としては組みやすいドローと言えるかもしれない。初戦の相手であるハンガリーは4度目の五輪出場となるベテランのポータがチームを牽引。実力的には日本のほうが格上だけに、取りこぼしなく勝利をあげて良いスタートを切りたい。

 準々決勝で対戦が予想されるのは第5シードのチャイニーズタイペイ。エースの鄭怡静は日本勢とも度々好ゲームを繰り広げており、侮れない存在だ。ただ、鄭怡静に比べると陳思羽、鄭先知は力が落ちるだけに、1番のダブルスを奪って試合を優位に運びたいところ。準決勝の相手は香港、もしくはルーマニアと予想されるが、やはりここでもダブルスが勝負の行方を大きく左右するだろう。石川佳純/平野美宇ペアが持ち前の安定感のある攻めで得点をあげ、エースの伊藤美誠に良い形でバトンをつなぎたい。決勝で待ち構えるのは、やはり中国だろう。金メダルをかけた女子団体決勝は8月5日に行われる。

石川/平野のダブルスで勝利を収めて試合を優位に運びたい

伊藤は2番のエース対決でシビれる試合に期待

 

 中国のブロックにはシンガポールが入り、準々決勝での対戦が予想される。リオ五輪で銀メダルを獲得したドイツはハン・イン、P.ゾルヤ、シャン・シャオナと5年前と同じメンバーで挑む。そのドイツの対抗馬と見られるのは韓国だが、リオに続き2度目の出場となる田志希以外は今回が五輪初出場。17歳で初の五輪に挑む申裕斌は団体戦が五輪デビュー戦となるが、どのようなプレーを見せるのか。香港のブロックに入ったルーマニアはサマラ、スッチ、モンテイロ-ドデアンと、帰化選手のいない自国選手のみの布陣でアジア勢に対して意地を見せたい。

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