10月1日から中国・北京で開催された「中国スマッシュ」が11日に閉幕。男子シングルス決勝では、松島輝空(個人)が林昀儒(チャイニーズタイペイ)をフルゲームの末に破り、優勝を飾った。松島はグランドスマッシュの男子シングルスで2度目のタイトルを獲得した。
〈男子シングルス〉⚫︎決勝
松島輝空 7、9、-7、-8、-5、7、9 林昀儒(チャイニーズタイペイ)
松島は準決勝で周啓豪(中国)を4-2で下して決勝に進出。対する林昀儒は、準決勝までの5試合中4試合をいずれもフルゲームで制して勝ち上がってきた。
決勝では、松島が両ハンドの激しい打ち合いを制して幸先よく2ゲームを連取。しかし、林昀儒も回転を重視したチキータや緩急を織り交ぜた攻めで主導権を握り返し、3ゲームを連取して優勝に王手をかける。
6ゲーム目も林昀儒が序盤からリードを奪ったが、松島は粘り強いプレーで巻き返し、勝負は最終ゲームにもつれ込んだ。
最終ゲームは松島が5-0とリードするも、林昀儒が攻撃的なプレーで追い上げ、9-8、10-9と逆転まであと一歩に迫る。それでも最後は、林昀儒のカウンターに対して松島がさらに速いカウンターを打ち込み、激闘に決着をつけた。
世界ランキング1位として臨んだ今大会で、見事に頂点に立った松島。接戦を勝ち切る力を示し、世界のトップにふさわしい優勝を果たした。

決勝の終盤は気力・体力をふりしぼって林昀儒を退けた松島。世界ランキング1位の力を証明した

従来のキレのあるプレーに試合巧者ぶりも加わった印象の林昀儒は惜しくも2位
〈女子シングルス〉⚫︎決勝
王曼昱(中国) 2、8、3、9 佐藤瞳
女子シングルスでは、日本勢初の決勝進出を果たした佐藤瞳(日本ペイントグループ)が、アジア女王・王曼昱(中国)に挑んだ。しかし、王曼昱の完璧な攻撃を崩せず、0-4で敗れて準優勝となった。
佐藤はフットワークを生かした守備で粘り強くラリーを続けたが、王曼昱も打球点の早い連続ドライブで応戦。佐藤に十分な変化をつけさせず、試合を通して主導権を握った。
準優勝で大会を終えた佐藤だが、守備だけにとどまらず、攻撃も随所で鮮やかに決め、カット型の可能性をあらためて示した。
女子シングルスを制した王曼昱は、蒯曼(中国)との女子ダブルスでも頂点に立ち、今大会2冠を達成。シングルスではライバルであり、チームメイトの孫穎莎(中国)が早いラウンドで姿を消す中、完成度の高いプレーで日本勢の挑戦を退け、自国開催の大会で見事な優勝を飾った。

強烈なフォアドライブを厳しいコースに決めて佐藤に付け入る隙を見せなかった王曼昱

決勝も随所に好プレーを見せて観衆を沸かせた佐藤。敗れはしたが、見事な戦いぶりだった
写真提供=WTT
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