9月15〜20日にかけてカザフスタンで開催された「WTTスターコンテンダー アスタナ」は全日程が終了し、女子シングルスで木原美悠(トップおとめピンポンズ名古屋)が優勝を果たした。

女子シングルスで優勝した木原(中央)と準優勝の佐藤(右端)
女子シングルスでは、日本女子3選手がベスト4入り。木原は準々決勝で橋本帆乃香(デンソー)にゲームカウント0−2から逆転勝利を収めると、準決勝では大藤沙月(ミキハウス)との同級生対決をフルゲームの末に制し、決勝へ駒を進めた。
決勝は、準決勝で第1シードの王芸迪(中国)を破った佐藤瞳(日本ペイントグループ)との日本勢対決となった。2ゲーム目には促進ルールが適用されるなど、両者が一歩も譲らない展開。木原が粘り強さを見せてゲームを奪えば、佐藤もミスの少ないカットで応戦し、勝負は最終ゲームにもつれ込んだ。
最終ゲームも接戦となったが、中盤に佐藤が7−5、8−6とリード。しかし木原が8−8に追いつくと、佐藤はタイムアウトを要求。それでも流れは変わらず、木原が打球点の早いドライブで主導権を握り、3点を連取。1時間8分におよぶ激闘を制し、頂点に立った。

体力的にもタフな試合だったが、最後まで気迫を振り絞って戦った木原
木原は昨年の「WTTスターコンテンダー マスカット」で優勝して以降、シングルスではベスト8が最高成績と、なかなか上位進出を果たせずにいた。優勝を決めてベンチに戻ると、目には涙も見られた。
今大会では出場した3種目すべてで決勝に進出。小林広夢(ファースト)との混合ダブルスは決勝で陳俊菘/王芸迪(中国)に0−3で敗れたものの、平野美宇(個人)との女子ダブルスでは優勝し、2冠を達成。苦しい時期を乗り越えてつかんだ、大きなタイトルとなった。

女子ダブルスでも優勝した木原(右)。充実の大会となった
一方、準優勝の佐藤も存在感を示した。準決勝では王芸迪にゲームカウント0−2から逆転勝ち。3ゲーム目にはマッチポイントを握られながらも、王芸迪の強打を粘り強いカットでしのぎ、流れを引き寄せた。決勝では木原の多彩な攻撃にあと一歩及ばなかったが、大きな自信につながる大会となった。

守備範囲の広いカットと、攻撃でも得点を重ねた佐藤。決勝でも素晴らしいプレーを見せた
男子シングルスは、チウ・ダン(ドイツ)が準決勝でオールラウンダーの李天陽(中国)の快進撃を止めると、決勝では第1シードのA.ルブラン(フランス)との欧州対決を4-2で制して栄冠に輝いた。

台から出たボールを見逃さず、確実にしとめたチウ・ダン。男子シングルスを制した
なお、各種目の入賞者は下記のとおり。
〈男子シングルス〉
優勝:チウ・ダン(ドイツ)
準優勝:A.ルブラン(フランス)
3位:周啓豪、李天陽(ともに中国)
〈女子シングルス〉
優勝:木原美悠(トップおとめピンポンズ名古屋)
準優勝:佐藤瞳(日本ペイントグループ)
3位:王芸迪(中国)、大藤沙月(ミキハウス)
〈混合ダブルス〉
優勝:陳俊菘/王芸迪(中国)
準優勝:小林広夢/木原美悠(ファースト/トップおとめピンポンズ名古屋)
3位:朴康賢/柳是宇(韓国)、方博/ユエン・ジアナン(カザフスタン/フランス)
写真提供:WTT
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