卓球王国 2026年10月21日 発売
バックナンバー 定期購読のお申し込み
トピックス

「WTTチャンピオンズ モンペリエ」4日目、日本女子は張本美和・早田ひな・佐藤瞳が8強入り

 10月27日より、フランス・モンペリエで行われている男女シングルスのトーナメント「WTTチャンピオンズ モンペリエ2026」。4日目の30日には2回戦(ベスト8決定)がすべて終了した。

 日本勢は、女子の張本美和・早田ひな・佐藤瞳3選手がいずれも勝利し、ベスト8進出を決めた。

 張本美和は、リリー・チャンの粘り強いラリー作戦に手を焼き、ゲームオールの大接戦となったが、最後は6-6から突き放して勝ち切った。早田ひなは、欧州の実力者・スッチに1ゲームを落としながら順当勝ち。佐藤瞳は、片面アンチの変則パワーヒッター・ヴィンターとの息詰まる攻防を制した。

●女子シングルス2回戦(日本勢の結果)
張本美和 14、-8、4、-9、7 リリー・チャン(アメリカ)
早田ひな 8、9、-5、6 スッチ(ルーマニア)
佐藤瞳 8、-9、3、7 ヴィンター(ドイツ)

終盤戦は、ラリー中の1本1本を打つたびに声を出し、自らを鼓舞しながら戦った張本美和。気力でリリー・チャンを振り切った

台から少し距離を取った位置で張本のボールを待ち伏せ、機を見てカウンターを放つ作戦で食い下がったリリー・チャン。見事な戦いぶりだった

スッチに3ゲーム目を奪われたものの、あわてず冷静なプレーで勝利を収めた早田ひな。次戦は孫穎莎に挑む

ヴィンターの揺さぶりと強打を辛抱強く拾い続けて勝利を手繰り寄せた佐藤瞳。アクロバティックなプレーにモンペリエの観衆も沸いた

 一方、日本勢がすべて敗退している男子シングルスでは、地元のフランス勢が不振。ベテランのゴーズィは、梁靖崑を相手に立ち上がりの2ゲームを連取しながら痛恨の逆転負けを喫し、世界ランキング2位のF.ルブランは周啓豪のバランスの良い攻守を崩せず、ゲームカウント1-3で敗れた。

 いかに卓球人気が高く、目の肥えたファンが多いフランス・モンペリエとは言え、準々決勝を前にナショナルヒーローのいなくなった今大会のトーナメント後半戦は、やや寂しいものになりそうだ。

●男子シングルス2回戦(フランス勢の結果)
梁靖崑(中国) -9、-9、7、10、8 ゴーズィ(フランス)
周啓豪(中国) -7、9、8、7 F.ルブラン(フランス)

優勢だった梁靖崑との試合をものにできなかったゴーズィは試合後、涙に暮れた。しかし、地元フランスの観客は彼の健闘に惜しみない拍手を送った

「ミスター逆転」の面目躍如とばかりに、ゲームカウント0-2から試合をひっくり返した梁靖崑。「しぶとさ」においては、世界一と言っても過言ではないだろう

フランス最後の砦となったF.ルブランも2回戦で散る。不本意なトーナメントになってしまった

世界ランキング2位のF.ルブランを仕留めたテクニシャンの周啓豪。29歳にして、円熟期を迎えてきた感がある

本日10月31日の試合開始時刻は下記のとおり(すべて日本時間)

●男女シングルス準々決勝
20:00〜【女子】陳幸同(中国) vs. 王芸迪(中国)
20:45〜【男子】シドレンコ(ロシア) vs. カルデラノ(ブラジル)
21:30〜【女子】早田ひな(日本) vs. 孫穎莎(中国)
22:15〜【男子】梁靖崑(中国) vs. 張禹珍(韓国)
26:00〜【女子】張本美和(日本) vs. 蒯曼(中国)
26:45〜【男子】林詩棟(中国) vs. モーレゴード(スウェーデン)
27:30〜【女子】陳熠(中国) vs. 佐藤瞳(日本)
28:15〜【男子】フランチスカ(ドイツ) vs. 周啓豪(中国)

写真:WTT

関連する記事