女子決勝トーナメント1回戦、アメリカのサリー・モイランドが、インド戦でゴルパデとバトラというふたりの粒高プレーヤーを破り、チームをベスト16へと導いた。
なぜエースのリリー・チャンを3番に下げたのかと思ったが、粒高への対応力を見て納得だ。強く回転をかけると変化球が返ってくるので、強打で体勢を崩すことなく両ハンドで何本でも返球し、異質型の有利な展開に持ち込ませなかった。

粒高への苦手意識を全く感じさせなかったモイランド

大会の伏兵と見られたインドだが、1回戦で敗れた。写真はゴルパデ
モイランドの中国名は陳伊依で、父親がアメリカ人、母親は台湾の出身。アメリカ育ちで、小さい頃は少林寺拳法やバドミントンなどさまざまなスポーツをやる一方で、卓球は背が低くてすぐにやめてしまったという。
7歳の時に台湾に帰省して再びラケットを握る機会があり、小学3年から台湾に戻って練習を積み、チャイニーズタイペイのホープスナショナルチームに選ばれたことも。今はアメリカ代表としてプレーし、昨年のパリ五輪ではPカードとしてチームに帯同した。
同じ台湾系のプレーヤーだったアリエル・シンに憧れ、今は2028年ロサンゼルス五輪を目指して練習を積む19歳。異質の変化プレーヤーが多い台湾で練習を積み、粒高ラバーなどの変化にも動じないのは強み。今後、要注目のプレーヤーだ。

ベンチでは「ゴッドマザー」高軍(元中国代表)が若い選手たちをサポート
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