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1月3〜5日にかけて、カタール・ドーハで開催されているWTT男子ファイナルズ2023ドーハ。本日（3日）、男子シングルス1回戦が行われ、日本から出場している張本智和（智和企画／上写真：WTT）が初戦でオフチャロフ（ドイツ）にフルゲームの末勝利し、準々決勝へと駒を進めた。
準々決勝へと駒を進めた張本
オフチャロフのリーチを生かした中陣からのドライブに手を焼いた張本。先に2ゲームを奪われる苦しい展開だったが、最後まで後手に回らず前陣でのカウンターでオフチャロフのパワードライブを何本でもしのいで見せた張本がフルゲームの接戦をものにした。「本当に苦しい試合でしたが粘り切ることができました。次の試合は（王楚欽かF.ルブランの勝者）どちらが来ても自分のベストを出して良い試合ができれば良いと思います」（張本）
●男子シングルス1回戦（ベスト8決定戦）
樊振東（中国）-7、7、7、-17、8 ヨルジッチ（スロベニア）
アルナ（ナイジェリア） -7、-2、9 10 10 カルデラノ（ブラジル）
チウ・ダン（ドイツ） 9、8、-7、-2、8 林詩棟（中国）
梁靖崑（中国） 6、15、-3、5 林昀儒（チャイニーズタイペイ）
張本智和（智和企画） -8、8、-5、4、7 オフチャロフ（ドイツ）
馬龍（中国） 10、8、7 張禹珍（韓国）
張本のほかに梁靖崑（中国）、チウ・ダン（ドイツ）、樊振東（中国）、アルナ（ナイジェリア）、馬龍（中国）がベスト8入り。特にアルナは、カルデラノ（ブラジル）にゲームカウント0-2から大逆転勝利で準々決勝進出を果たした。
アルナは、はじめは武器であるフォアドライブがなかなか決まらず2ゲームを落としたが、3ゲーム目からは体を伸び上がらせるようにして打つフォアドライブが炸裂。コートを広く使った、まるでテニスのような好ラリーを何度も展開して会場を沸かせた。カルデラノも必死に食らいついたが、最終ゲームは積極的に回り込み、得意のフォアドライブにつないで得点を重ねたアルナがわずかに上回った。
準々決勝進出を決めたアフリカの巨星・アルナ。伸び上るようにして打つフォアドライブは威力抜群だった
写真提供：WTT
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