大会初日から、シングルスにダブルスにと積極的にベンチに入っている日本男子チームの岸川聖也・新監督。オリンピックや世界卓球での経験は豊富、監督デビューの世界卓球でも、余裕の見えるベンチワークで選手をしっかりサポートする。
選手がベンチに戻ってくると、喋りたい選手にはまず言いたいことを言わせて落ち着かせる。そしてアドバイスは要点を絞って、ゆったりと話す。そして常に冷静かと思えば、勝負どころでは1本ずつ立ち上がり、声を出して応援してくれる。
昨日の最終戦となった松平賢二対ブルサ戦でもベンチに入り、試合後に松平が「ぼくは試合中にいろいろ考えて悩んじゃうタイプなんですけど、岸川さんは戦術をシンプルに伝えてくれるので、ぼくも迷わずにプレーできる。すごく助かります」と語っていた。
松平戦のベンチでは、「これしっかりやっとけば大丈夫。そんなに心配すんなよ」と背中が語っていた。選手を不安にさせない、新監督のベンチワーク、これもまた日本男子の躍進を支える要因のひとつに違いない。
ストレート勝ちを収めた松平を迎えるベンチ。ふたりとも最高の笑顔でした！
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