世界卓球(団体戦)2026ロンドン大会は5月7日、男女の準々決勝が行われ、女子では中国とドイツの2チームがひと足先に準決勝進出を決めた。
●女子準々決勝
〈中国 3-0 韓国〉
◯王曼昱 11-1,11-4,11-4 申裕斌
◯孫穎莎 11-7,7-11,7-11,11-4,11-9 金娜英
◯王芸迪 11-5,11-3,10-12,11-2 朴佳賢
第1シードの中国は、シード順を決める「ステージ1A」に続き、再び韓国を3-0で退けて危なげなく4強入り。一方の韓国は、「ステージ1A」でまさかの全敗を喫したことで、メダル決定戦で中国と対戦する厳しいドローに入っていた。
ステージ1Aでの直接対決では、韓国はエースの申裕斌を下げたオーダーで1ゲームも奪えず完敗。準々決勝では申裕斌を1番に据えて勝負をかけたが、腰痛の影響もあり本来のプレーは見せられず、王曼昱が隙のない両ハンドでストレート勝利を収めた。
それでも、中国に簡単には流れを渡さなかったのが2番だった。世界女王・孫穎莎と対戦した金娜英が、思い切りの良い両ハンドで真っ向勝負を挑み、ゲームカウント2-1とリード。最終ゲームも5-9から9-10まで追い上げ、中国ベンチを緊張させた。最後は、わずかにあまく入ったサービスを孫穎莎が冷静に打ち抜き、中国のエースとしてさすがの勝負強さを示したが、金娜英の成長を強く印象づける一戦となった。
3番では18歳の朴佳賢が王芸迪から1ゲームを奪う粘りを見せたものの、中国が最後まで主導権を譲らずストレート勝ち。盤石の強さを見せた中国が準決勝進出を決め、韓国は2大会連続のベスト8で大会を終えた。

接戦を制して大きく吠える孫穎莎

世界女王をあと一歩まで追い詰めた金娜英。今大会で得た経験値は計り知れない

腰痛を抱えながらも、中国戦でコートに立った韓国のエース、申裕斌。まずはしっかりと身体を休め、再び万全の状態でプレーする姿を見せてほしい
●女子準々決勝
〈ドイツ 3-1 香港〉
◯ヴィンター 10-12,8-11,11-8,11-9,11-4 杜凱琹
◯ハン・イン 11-9,7-11,15-17,13-11,15-13 吳詠琳
カウフマン 10-12,11-8,8-11,4-11 蘇籽童◯
◯ヴィンター 11-1,11-5,11-6 吳詠琳
前回の釜山大会では準々決勝でフランスに敗れ、ベスト8に終わったドイツ。2大会ぶりのメダルをかけて、接戦を潜り抜けてきた前回3位の香港と対戦した。
試合は1番でヴィンターが杜凱琹とのエース対決にゲームカウント0-2から大逆転勝利。チームに勢いをもたらすと、続く2番ではカット主戦型のハン・インが、5ゲーム中3ゲームがジュースにもつれ込む激戦を制してドイツが勝利に王手をかける。
3番ではカウフマンが蘇籽童に敗れたものの、4番では再びヴィンターが登場。吳詠琳に快勝し、ドイツが勝負を決めた。ドイツは2022年成都大会以来となる世界卓球団体戦のメダルを確定させた。

2得点とエースの活躍を見せたヴィンター

メダルを確定させ、歓喜に沸くドイツ女子
今夜行われる準々決勝で日本が勝利した場合、準決勝ではステージ1Aに続いてドイツとの再戦となる。今夜行われる女子準々決勝の対戦カードと試合開始予定時刻は下記のとおり。
●女子準々決勝の対戦カード(開始予定時刻はすべて日本時間)
日本 vs. ウクライナ(18:00〜)
ルーマニア vs. フランス(25:00〜)
写真=WTT/ITTF