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世界卓球2026

日本男子の決勝の相手は中国に決定!フランスとの世紀の一戦を制した王国が12連覇に挑む

まさに世紀の一戦と呼ぶに相応しい死闘だった。若きタレント集団・フランスの勢いを止め、世界卓球12連覇に望みを繋いだ中国。驚異のしぶとさで日本男子が待つ決勝へ這い上がった。

⚫︎男子準決勝
〈中国 3-1 フランス〉
◯王楚欽 15-13,11-13,9-11,11-4,11-8 コトン
 林詩棟 9-11,9-11,10-12 F.ルブラン◯
◯梁靖崑 3-11,1-11,15-13,12-10,11-2 A.ルブラン
◯王楚欽 13-11,9-11,11-9,11-4 F.ルブラン

トップは中国の絶対エース・王楚欽と、今大会の期間中に急激な成長を見せているフランスの新星・コトン。ほとばしる気迫で王楚欽に立ち向かったコトンは一時2-1とゲームをリードするが、後半に形勢を立て直した王楚欽が逆転で勝利をつかみ、まず中国が1点を先制する。

競り勝った王楚欽をベンチで迎える王皓監督

敗れたとはいえ、王楚欽を追い詰めたコトン。末恐ろしい選手だ


2番ではフランスのエース・F.ルブランが圧倒的なパフォーマンスを見せた。中国・林詩棟との高速ラリーを次々に制し、スコア的には競り合った中でもまったく躊躇する素振りなく強打を打ち込み続け、ストレートで完勝。流れをフランスに引き戻した。

林詩棟、カウンターの威力あるバックハンドを連発するも、ラリー戦ではF.ルブランに完敗

3番は中国が29歳のベテラン・梁靖崑、対するフランスはルブラン兄弟の兄・A.ルブラン。この試合はA.ルブランが出足から梁靖崑を圧倒し、2ゲームで4点しか与えない圧巻の内容。3ゲーム目も10-9とマッチポイントを握り、ふわりと浮いた梁靖崑のストップを打ち込んだA.ルブランだったが、これがまさかのオーバーミス。ここから息を吹き返した梁靖崑がこのゲームを奪うと、4ゲーム目は10-3と大量リード。ところが、ここからA.ルブランも意地を見せて大逆襲し、なんと7本連取で10-10と追いつく。だが、梁靖崑はさすがのしぶとさを見せてここを踏ん張ると、最終ゲームは集中力の切れたA.ルブランを引き離し、執念の大逆転勝利を収めた。

勝利の瞬間、「エアー・ジンクン」。プレッシャーから解放され、感情を爆発させた

A.ルブラン、マッチポイントを握りながら、イージーミスが命取りになった

4番は中国・王楚欽とフランス・F.ルブランのエース対決。注目の一戦は、過去7戦全勝の王楚欽が1ゲーム目を奪って先制。2ゲーム目はF.ルブランが取り返したものの、3ゲーム目の競り合いを制した王楚欽が、最後は余裕を持って試合を締めくくり、中国が3-1でフランスを下した。

本来の動きを取り戻しつつある王楚欽。F.ルブランを寄り切る

圧巻の強さを見せたF.ルブランだったが、王楚欽はそのさらに上を行った

大会序盤には予選リーグで2敗を喫し、12連覇はほぼ不可能のように思われた中国男子だったが、不屈の魂で復活。死力を尽くした戦いになるであろう日本との決勝が、今から非常に楽しみだ。

会場の9割以上は中国人ファンか。会場を赤く染めた

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