●ジュニア男子1回戦
玉城一真(首里高) −3、−8、−3 山路直太郎(実践学園中)
本日から始まった全日本選手権(一般・ジュニア)。関東のみならず、全国各地の予選を勝ち上がったローカルヒーローも数多く出場している。ジュニア男子に出場した玉城一真(首里高・沖縄)もその1人だ。
沖縄県予選を1位で通過し、全日本ジュニア初出場となった玉城は県立首里高校に通う高校1年生。2歳年下の弟・真佑は中学で県外(中間東・福岡)に進学したのに対し、一真は県内の高校への進学を選んだ。
「県外の高校に進学する選択肢もあったけど、自分で悩んだ末に首里高に入学することに決めました。首里高は文武両道。卓球も好きだし勉強も頑張りたいので、どっちもできてすごく良い環境です」(玉城)
普段は週5〜6日練習を行いながら、帰宅後は父親とともに自宅で足腰や体幹を鍛えるためにトレーニングに励んでいる。
弟の真佑が進学前は兄弟二人三脚で練習に取り組んでいたが、「いなくなってみて弟の大事さがわかりました。あんなに身近に良い練習相手がいて、楽しいし良い練習になるし一石二鳥でしたね」と、改めて弟の存在のありがたさを実感しているという。
そんな玉城は初出場となった全日本ジュニアの1回戦で山路直太郎(実践学園中・東京)と対戦。パワフルなドライブで得点を狙うも、「すべての技術のレベルが高くて、ボールの質が全然違いました」となかなか得点が奪えずにストレートで敗戦となった。
試合後に次の目標を尋ねてみると「まずはインターハイ予選で優勝して全国で1勝すること。1勝できるように課題を克服していきたいと思います」と力強く答えるとともに、弟の真佑については「強くなりすぎです(笑)。これからは僕が弟を追い越します」とコメント。弟の活躍が、玉城の活力になっていることは間違いない。まだまだ高校1年生の伸び盛り。今年のインターハイ、そして来年の全日本ではさらなる飛躍を期待したい。
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