ジュニア男女決勝が終了。男子は松島輝空（木下アカデミー）が4度目の決勝で悲願の初優勝、女子は張本美和（木下アカデミー）が面手凛（山陽学園高）をストレートで下して2連覇を果たした。ジュニア男女決勝のスコアは以下のとおり
●ジュニア男子決勝
松島輝空（木下アカデミー） 3、-7、9、-9、8 吉山和希（岡山リベッツ）
ジュニア男子決勝は2020年、22・23年大会と3度の決勝進出を果たすもタイトルに一歩届かずにいた松島がついに栄冠を手にした。決勝は、過去に優勝を阻まれた吉山僚一（日本大）の弟・和希との対戦となった。
1ゲーム目、序盤からギア全開で攻めた松島が11−3でゲームを先取するも、2ゲーム目は吉山が反撃。勝負どころとなった3ゲーム目、松島は吉山に3-7とリードを奪われる厳しい戦いとなったが、粘り強く戦って逆転でゲームを奪取する。
苦しい戦いでも攻めの姿勢を貫いた松島
しかし、「昨年のジュニア準決勝で負けてから、『来年は絶対に勝つ』と決めてきた」と「松島越え」に闘志を燃やす吉山もバックのカウンターが冴えて4ゲーム目を奪い返し、勝負の行方は最終ゲームへ。
悲願の初優勝を狙う松島に対し、吉山も悲願の「松島越え」に燃えていた
最終ゲームでは中盤で7-3と松島がリードを奪う。そこから、7-6、9-8と吉山に迫られたが、最後まで攻めの姿勢を貫いた松島が11−8で吉山を振り切り、悲願だったジュニア初優勝を達成した。
勝利の瞬間、松島はフロアに大の字
決勝後のベンチでは男泣きの松島。おめでとう！
●ジュニア女子決勝
張本美和（木下アカデミー） 3、5、9 面手凛（山陽学園高）
ジュニア女子決勝は、張本が面手との激しいラリー戦を制して2連覇を達成。ラリー力の高い面手に対し、回転量豊富なドライブで緩急をつけて面手のミスを誘い、張本が一気に2ゲームを連取。
バックサイドのボールに対し、フォアでもバックでも威力あるボールを打ち込んだ張本
3ゲーム目は面手も粘り強く張本のドライブに対応し、要所でコートに突き刺さるようなカウンターで勝機を探ったが、最後は穴のない両ハンドで面手より一球多く返した張本が勝利を手にした。
2連覇を決め、ベンチの父・宇さんと笑顔でハイタッチ！
安定した勝ち上がりを見せた面手。その実力を改めて証明した
表彰での張本とのツーショットで、硬かった松島の表情がようやくほぐれた
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